「合格体験記 多年度受験の克服」

合格年度 合格者氏名 再現答案  
29年度 眞里谷 理恵 pdf_ico_32 合格体験記一覧に戻る

1、はじめに

私は2次試験受験6回目にして合格しました。お恥ずかしい限りですが、私の2次試験受験は失敗続きでした。おそらく普通の人より酷い失敗ばかりです。

長年合格できずに苦しんでいる多年度受験生の方に、少しでもヒントになる情報を提供できればと思い、あくまでも私のケースですが、恥を忍んで「受験歴」・「失敗の要因」と「合格年度は何か変えたのか」について書かせて頂きます。

22次試験受験歴

①1回目(2010年):通学予備校に通っていたが、途中で転居し通えなくなり2次試験の特性が分からないまま受験。→結果:ABAD

2回目(2011年):通信予備校で答練講座のみ受講。震災後の支援として仙台に早坂先生が来て下さりAASを知るが、なかなか解答に活かせなかった。

→結果:不明不明AA

3回目(2012年):1次試験終了後に通信予備校の直前答練講座のみ受講。AASの仙台セミナーのみ参加。→結果:DBAB

当初は、過去問を疎かにするなど論述試験の勉強の仕方も分かっておらず迷走状態だった。2次試験の特性も考えずにほぼ通信予備校の答練だけをこなし、アウトプットが足りず点数のムラが激しかった。問題を解いた後も正否の要因や解答内容などを深く考えたりしておらず、復習が足りなかった。

また、最初の3回は「この状況なら仕方ない。次に頑張ればいいか。」と自分に負けて勉強に身が入らないこともあった。

②4回目(2013年):「このままではいけない」と初めてAASの通信講座をインプットから受講し、2次試験の特性や傾向の把握、過去問への取組強化、文章力向上(ロジカルライティングを学んだ)などの対策を行う。

→結果:BBAA

③2013年試験後~2015年:諸事情により受験勉強を中断。

④5回目(2016年):勉強再開時には、過去の勉強内容をほとんど忘れており、AAS通信短期講座を受講し一から勉強。過去問のアウトプットが不足していた。→結果:BABB

⑤6回目(2017年):今年こそ!とふぞろいな合格答案を活用し、10年分の過去問のマイベスト答案を作成するなど過去問に重点を置く。同時に事例Ⅳ計算対策も行う。→結果:合格

3、失敗の主な要因

①伝わりにくい文章であることに気付いていなかった。

普段の過去問等を解いた文章を他人に見てもらうなど客観的なチェックを怠っていたため、自分で思っている程伝わりやすい文章にはなっていなかった。

②情報収集をしていなかった。

インターネット等で2次試験に関する情報を収集していなかったため、合格者の答案レベル感や勉強方法、諸団体のセミナー開催など知らなかった。

③自分の考えやパターンで解答してしいる自覚が乏しかった。

勝手にパターンを決めて模範解答のフレーズを使い回していたため、パターンから外れると大幅に失点していた。また、事例Ⅱの提案問題は「他とは違ういい提案をしなければならない」と思い、思い付きで解答していた。

頭では2次試験で求められている事を理解したと思っていても、腹に落ちてなかった。

4、合格年度は何を変えたか

①インターネットで予備校HPの合格者再現答案の収集や合格者の考え方・プロセスなどの情報を収集した。情報を活かして合格者再現答案とふぞろいな合格答案を参考に自分の解答のキーワードの抜け落ち度合いや文章レベルを比較することで把握した。

②中小企業診断士の先輩に「2次試験は与件文という『箱庭』の中で、SWOT分析・問題解決・提案を行っていくもので、皆が書く当たり前のことをベタに書くことが大事」と言われてやっと2次試験で大切なことに気付いた。

③過去問10年分で自分のベスト答案を作り、何度も写経しながら音読し、『箱庭』であることを腹に落とした。

④文字数のバランス等きれいに文章をまとめで書くことへのこだわりを捨て、キーワードを出来る限り盛り込み、かつ分かりやすく書くことのみ意識した。

5、最後に

こんな失敗だらけの私でも、諦めず試験を受け続けることでようやく合格出来ました。合格出来た時は、『継続は力なり』を実感しました。

多年度生は色々悩むことも多くプレッシャーもあると思います。私も勝手に「この試験は私に向いてないのでは?」「試験との相性が悪かったのでは…」「また受けても受からないのでは?」など、結構悩み試験内容のせいにしたりもしていました。

ですが、よく考えてみると、試験内容と自分が合わないのではなく、自分が試験に寄り添えてなかっただけです。

「継続は力なり」の意味を、ご存知だとは思いますが調べてみました。

続けることの重要性、弛まず挫けずに続けていくことの大切さを端的に述べた表現。

格言で、いくつかの意味合いに解釈できる。①物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。②今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。

当たり前ですが、試験勉強は諦めたらそこで終了です。勉強してきたこと・迷ったこと等も積み上げてきたことは必ず活きます。「継続は力なり」を信じましょう。