最終試験は、まだ、これから

■勉強開始から合格までを振り返って

 以下が、私の合格までの経歴です。振り返ってみると結構長い受験期間でした。この期間中に大きな転機が3点ありましたが、そのことについてすこし詳しく述べたいと思います。

2000年4月 勉強開始,結婚 ←最初の転機(1)
2000年8月 1次試験(商業部門)  
2000年10月 2次試験  
2000年11月 2次試験不合格  
2000年12月 TBC入学 ←第2の転機(2)
2001年6月 転職 ←第3の転機(3)
2001年8月 1次試験  
2001年10月 2次試験  
2001年12月 合格  
  1. 「勉強開始,結婚」

    当時の私は、税理士事務所に勤務しておりました。 そこで多くの中小企業者の方々と出会い、様々な経営課題を抱えている現状を知り、その方々に経営上の適切なアドバイスを行える知識と、それを伝える能力を身に付けたいと考え、中小企業診断士の資格取得を目指しました。住んでいる所(香川県高松市)には当時受験校がなかったため、通信(U-CAN)+独学という学習スタイルをとりました。その年の一次試験は合格しましたが、二次試験は不合格でした。結婚したばかりの妻にすまないという気持ちで一杯でした。

  2. 「TBC入学」

    二次試験合格の為には、通学が一番だと思い受験校を調べましたが、岡山にしかなく通学するかどうか迷っておりました。 そこで川上先生にメールにてご相談申し上げたところ「高松から通学されて合格された方がいる」「二次試験にはやはり通学が一番」とのアドバイスをいただき、お世話になることに決めました。いましみじみ思いますが、同じ目標をもつ多くの仲間の方々と触れ合えたことが、合格できた大きな要因の一つでした。

  3. 「転職 」

    診断士の勉強が進むにつれて、将来独立したいと言う思いがつよくなりました。独立する為には、実際の企業の現場での経験が欠かせないと考え、地元の企業に転職しましたが、残業時間が大幅に増え休日も半分程度になったため、アウトプットが始まった頃でしたが通学が不可能な状態になりビデオ補講をこなすのが精一杯の状態でした。また、この頃、悩んだ末に一次試験の再受験も決めており、二次試験の勉強と並行して学習を開始しておりました。自分は本当に合格できるのか不安でたまりませんでした。今思うとこのころが一番苦しい時期でした。

■2次試験の勝因

 1次試験の助言理論の中にもコンサルティングの基本プロセス(Ⅰ問題の発見→Ⅱ解決策の立案→Ⅲプレゼンテーション→Ⅳ変革の推進)がでてきます。 この中のⅠからⅢまでが二次試験で問われる能力です。

 「クライアントの立場で問題点を整理し(Ⅰ)一番有効と思われる解決策を立案し(Ⅱ)それを解りやすく伝える(Ⅲ)」

 言葉で言うのは簡単ですが、実際に行うのは非常に困難です。実際私の場合も2次試験は大きな壁でした。事例問題を何回といても満足のいく解答には程遠い状態が続きました。自分の解答と解答例を穴のあくほど比較しました。

 そこでたどり着いた自分の解答の弱点は、

  1. 「自分の解答は独り善がりである(相手が納得できる内容になっていない)」
  2. 「相手に伝えようという努力がされていない」

という2点でした。 それからは問題を解く際に、解答例とあっているかどうかではなく、

  1. 相手の立場で考えられているかどうか
  2. 自分の考えは解りやすく相手に伝えられているかどうか

を心がけるようにしました。これが合格できた最大の理由だと考えます。

■今は、まだスタートライン

 運良く今年試験には合格できましたが、診断士としてのスタートラインにたったばかりです。自分で胸を張って「私は中小企業診断士の岩倉です」と名乗れるようになった時にはじめて最終試験に合格できるのだと考えています。川上先生はじめ講師先生の皆様、多くの受験仲間の方々に支えられて今日を迎えられました。また私のわがままを受け入れてくれ、精神的な支えになってくれた妻には感謝の言葉もありません。本当に有難うございました。これからも宜しくお願いいたします。

 拙い文章を最後まで読んでいただき有難うございます。
 これから診断士を目指される受験生の方々に少しでも参考になれば幸いです。