1.はじめに
リーマンショックの後、仕事では残業がなくなり、自分の時間が持てるようになりました。そのとき、将来への漠然とした不安が生まれました。何かやらなければ・・・、取り残されてしまう。
そんな中で出会ったのが中小企業診断士という資格でした。なんとなく自己啓発として始めた資格取得への勉強ですが、AASとの出会いが自分を大きく成長させてくれました。AASとの出会いと診断士試験を通じて体験してきた内容をここで紹介したいと思います。
これから診断士試験に挑戦しようかと考えている方、AASで勉強しようか迷っている方、今年こそは診断士試験に合格するぞと思っている方の一助になれば幸いです。
2.受験歴
私の受験歴は1次試験2回、2次試験1回、2年目での合格でした。
年度 |
1次 |
2次 |
受験機関 |
H21 |
○ |
受験せず |
大手通信 |
H22 |
○ |
○ |
AAS本科 |
1年目は大手受験校の通信で勉強しました。2次試験のことは全く考えず、ひたすら一次に合格することだけ考えていました。運よく1次は突破できましたが、その後、2次試験の勉強を始めて唖然としました。なにをどうやって勉強すれば良いのか分からなかったのです。勉強の仕方も分からないうえに、たとえ勉強したとしても解答を書ける、ましてや合格ができる気が全くしませんでした。その年の2次試験は諦めました。もちろん受験はするつもりでしたが、試験前日(当日?)の夜中に体調を崩し救急車で運ばれてしまい、受験自体を諦めました。無理をすれば受験できたのですが、まあ簡単に言うと、逃げました。
結局2次試験を経験しないまま、2年目を迎えることになったのですが、やっぱり勉強の仕方が分かりません。通信では自分は無理だ!と思い、通学できる学校を探していたら、唯一浜松で通学できる受験校がAASだったのです。このAASとの出会いにより、2年目で2次試験に合格することが出来ました。
3.AASとの出会い
2次試験を受験せずに終わった1年目の冬。通学できる受験校、ただそれだけの理由から、インターネットで見つけた受験校がAASでした。AASについてはろくに調べないまま、まずはホームページ上で案内が出ていた説明会に参加することにしました。
説明会当日、会場で迷ってしまい開始時間ぎりぎりにあわてて会場に飛び込みました。そこには、にこやかに座っておられる鷺山先生が一人・・・。えっと、先生と・・・自分だけ?・・・。正直、いろんな意味でビビリながら説明会が始まりました。
マンツーマンの説明会が始まると、非常に分かりやすく中小企業診断士試験について、そして2次試験について説明してくださりました。それまで、通信講座のテキストしか見ていなかった自分にとって、初めて診断士とはなんたるや、診断士になるための2次試験とはなんたるやについて、教えてもらった気がしました。また、AASが非常にアットホームな雰囲気であることも伝わってきました(浜松校が自分一人じゃなさそうなことも分かって安心しました)。そしてなにより、診断士試験の勉強を通じて、自分を成長させてくれそうな感じを覚えました。 その日のうちに、AASに入校することを決心しました。
AASと出会ったこと。そしてAASで、鷺山先生、講師の皆様、受験生の仲間の方々と勉強させてもらったことが、合格した一番の要因だと思います。
4.試験までの勉強内容
AASの特徴の一つは、具体的な学習方法があるということです。“勉強の仕方が分からない”と思って、学校に通うことを決めたので、“設問分解”や“春秋要約練習“など、具体的な学習方法があることは非常に助かりました。自分はAASに通うまでは2次試験の勉強はゼロに近い状態でした。なので、まずはあまり勉強の仕方について深く考えずに、鷺山先生や講師の方々が教えてくださった内容を、そのまま素直に実践していくことを心掛けました。
(春秋要約練習や設問分解の内容については、合格指南書や他の体験記を参考願います)
(1)GW頃まで
・AASの基本のインプット:講座、合格指南書の読み込み、フレームワークの理解等
・春秋要約練習
・講義で行うアウトプット演習の設問分解
・合格指南書を参考に、解答手順のたたき台の作成(とアウトプットでの実践) など
アウトプット演習の設問分解は、合格指南書のやり方を元に、自分専用の参考書を作るつもりで作成していました。アウトプットの解答解説を読みながら、切り口の出し方や解答骨子の作り方、必要な1次知識を後で復習出来るよう意識して取り組みました。この設問分解に鷺山先生の添削が入ったFAX用紙は、自分の参考書として2次試験の直前期まで、大変重宝しました。
自分は、あまりまじめに自宅学習ができる性格ではありません。この時期にも、しばらくプツンと勉強をしなくなる時期がありました。しかし、講座で鷺山先生に会うと、「やばい・・・。」と思うので、また学習を始めるという感じでした。自分みたいに意志があまり強くない人には、やはり通信よりも講座をお勧めします・・・。
(2)1次試験頃まで
・春秋要約練習
・講義で行うアウトプット演習の設問分解
・中小企業白書の音読&録音&耳勉(1次試験の中小対策も兼ねて)
・財務・会計補強講座とその教材の勉強
基本的にはそれまでの学習を継続していました。ただ、出来るだけ財務や白書などのオプション講座には参加しました。自分みたいに自宅学習が苦手な方は、強制的に家から脱出して勉強時間を確保するために、オプション講座への参加をお勧めします・・・。
(3)直前期
・春秋要約練習
・過去問の合格者答案の分析、合格者答案を使った設問分解
・解答手順の定着化:過去問を使って解答骨子作成までの40分のシミュレーション
・財務・会計補強講座の教材、問題集
一次試験が終わり、またもや“もぬけの殻”となり、プツンと学習をしなくなってしまいました。しかし、そんな自分に対して、鷺山先生は毎日叱咤激励をして下さるようになりました。自分のような、やる気の波が激しい人にも、個別にその人にあった学習方法?を取っていただける、そんなAASをお勧めします・・・。
鷺山先生の協力もあり復活した後の学習は、主に過去問を使って行いました。AASのホームページにある合格者答案を見ながら、自分に向いていると思う解答を使って設問分解をする。また過去問を使って、開始から最初の40分(自分は書く時間をほぼ40分としていました)までを、解答手順、メモの取り方、事例テーマの作成、フレームワークの活用、解答骨子の内容、等を意識しながら繰り返し練習しました。
合格者答案を分析は、2次試験の唯一絶対の答えは無いのだ、と改めて気付かせてくれます。アウトプット演習や模試などには模範解答が付いてきますで、それだけが正解だと思ってしまいます。合格者答案の分析を通じて、出題者の考えたストーリーの中で、診断士らしく(ロジカルに、フレームワークを用いてMECEに、)解答出来れば良いのだ、と思うようになりました。本番で分からない問題が出たら、与件情報を用いて、1次知識などの原理原則に従ってロジカルに答えれば良いのだと、開き直れるようになりました。
また、ほとんどの合格者が同じような解答を書いている設問があることにも気付きます。これは、絶対に外せない事例の核(環境分析や財務の経営分析など)になるような問題であったり、与件からそのまま抜け出せる問題であったりします。そのような問題の重要性にも気付けました。
また解答手順を定着化させることで、本番では多少の動揺があっても大きく軸をぶらさず解答が出来た気がします。少なくとも白紙答案は無くせました。実際、本番の事例Iでは、解答欄を間違えるという、痛いミスをしましたが、解答骨子がしっかりしていたお陰で時間内に修正しきることが出来ました。また事例Vでは、開始15分で尿意を催すという、これまた痛いミスを犯したのですが、手順を定着化していたお陰でトイレの時間を含めて、その後の時間を落ち着いて考えることが出来ました。
2次試験に絶対の解答はありません。ましてや、本番の80分の間に完璧な解答は作成できません。本番で常に60点を取れるような学習が、この直前期に必要なのだと感じました。
5.最後に
最初はなんとなく自己啓発のために始めた中小企業診断士の資格でした。しかし、AASで鷺山先生や講師の皆様、そして向上心にあふれる受験生の仲間と共に学ぶことで、多くの気付きを得ることができました。そして、先生、講師の方々がそうであり、また受験生の方が目指している中小企業診断士という資格に誇りを持てるようになりました。中小企業診断士試験に合格することがゴールでは無く、これからどれだけAASで学んだことを、自分に、そして社会に活かしていけるかが勝負だと思います。ついつい楽な方向にサボってしまう自分なので、AASで学んだことを思い出し、たまに鷺山先生、講師の方々や仲間に刺激をもらいながら、次のステップに進んでいきたいと思います。
最後に、鷺山先生を始め講師の皆様、一緒に勉強をした受験仲間の方々、いつも丁寧で素早い対応をして頂いた事務局の皆様に深く感謝致します。また、自分がAASに入校するとほぼ同時期に3人目を産み、幼い3人の子育てに奮闘する中、自分の週末の講座への出席や自宅での学習を温かく見守ってくれた妻と、あまり週末も平日もかまってあげられなかったけど、多分嫌わないでいてくれた3姉妹に、深く感謝致します。
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