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合格体験記>平成22年度 第2次試験合格体験記

「合格のカギは、決して諦めないこと」 長谷部 愛  

■はじめに

診断士試験にストレートで合格されている方もいる中、合格体験記を書かせていただくことがおこがましいような気がいたしますが、少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

 

■受験歴

もともと、ストレートで合格する意気込みで勉強をしていました。
しかし、図らずも何年にも渡って不合格通知を受け取ることになってしまいました。

年度
1次
2次
判定
受験機関
H17
×1科目足切り
-
-
大手予備校
H18
×
BABA
大手予備校
H19
×
CABA
AAS本科
H20
-
×
ABAB
石原先生に過去問
を採点頂く
H21
×
CAAA
AAS WEB通信
H22
-
AAS WEB通信

 

■学習方法
1.AAS本科生時代
 AASの門を叩いたのは平成19年のこと。1次試験のノウハウは大手予備校で十分吸収させていただきましたが、2次試験の学習は相当行き詰っていました。自己分析した結果、2次試験の敗因は過去問を解いた量が圧倒的に少なかったことだと認識していましたが、過去問は各社とも解説本を出しているだけで、それらを比較しても書いていることがばらばらだし、つかみどころは無いし・・。


そのような時にHPでAASのことを知り、過去問を重視した少人数制の受験校だということだったので、講座説明会に参加しました。

説明会で、AASでは過去問の設問分解を自宅学習課題とし、内容もチェックしていただけるということを知り、「自分の弱みを克服するには、AASに入るしかない。」という思いで本科に申し込みをしました。

実際に通ってみると、毎回真剣だけれど楽しく受講でき、少人数でクラスの仲間とも親しくなりました。また、自宅学習課題も、提出すると的確なアドバイスを書いて返送していただき、納得性をもって学習を進めることができました。

それでも平成19年に残念な結果に陥ったのは、「AASの回答=自分の回答」にしてしまい、自身が思考停止になってしまったことが原因でした。

そこで、自分自身で考えた解答の「核」を作り、修正すべき点のみAASの手法を取り込むことに方向転換しました。


2.独学+AAS(不合格時)

  平成20年より独学を中心として、過去問分析や日経の春秋要約はAASのWEB通信やHPクラスでお世話になることにしました。
今考えても、自分にとってはその方向転換は正解だったと思うのですが、その後出産し、勉強はほとんどできない状況で、とにかく試験当日だけは何とか受けに行く、という期間が数年続きました。


3.独学+AAS(合格時)

 そうしている間に、平成20年、平成21年と、次々とAAS本科の仲間が合格し、正直焦りを感じていました。でも、受験を辞めるという選択肢は自分の中にはありませんでした。合格せずに辞めてしまえば、何も残らないからです。
平成22年は「今年しかない!」という思いで気分を一新し、勉強に対する姿勢から改めました。

子供がおり、仕事を持っている状況での勉強時間の確保は、なかなか難しいのが現実です。
しかし、今一度自分の行動を見直してみました。すると、4時台に起きて勉強を始めても途中で息切れし、また少しウトウトしてみたり、「ちょっと一杯コーヒーを飲んでから」とゆっくりし始め、そのままテレビを見始めて気が付いたら6時前、ということが往々にしてあることに気がつきました。

そこで、毎朝起きる時間は4時40分に決め、携帯電話のアラームが以下のスケジュールで鳴るようにセットしました。
・5時〜5時15分:春秋要約
・5時15分〜5時30分:財務トレーニング
・5時30分〜6時50分:過去問1科目(時間がないときは、40分で中断)
過去問は、理想は80分間通しで学習することが望ましいと思いますが、80分の時間が確保できなくても学習を継続するために、「設問の構造化と、解答骨子を作成するところまでは必ずする」と決め、40分で終了することもありました。

このように、アラーム通りに行動することで、自動的に「コツコツ学習する」習慣がつきました。コツコツ学習した結果、最も収穫が大きかったのが「春秋要約」です。
私は、解答が指定された文字数より多くなる傾向が強く、消しゴムを頻回使って解答を作成していました。それが、時間ロスにつながっていたのですが、春秋要約を続けることで字数感覚が体に染みつきました。
その結果、合格年度はほとんど消しゴムを使うことなく解答を書き切り、財務以外の科目は時間が余りました。

また、過去問分析は、「まず自分で解いてみて」「それを自分で冷静に採点してみて」「その後にAASの採点や解答解説を参考に、より良いと思う箇所は修正する」という方法をとりました。

それによって、自分の回答にAASのエッセンスを上手く取り込むことができたのでは、と思っています。

 

■試験当日

  平成22年の試験当日は、受ける前から漠然と「今年は合格できそう」と予感がしていました。準備が上手く進んだことから、自然と自信がついていたのかもしれません。試験当日も非常に冷静でした。今思えば、試験までの準備段階で8割は合格が決まっていたのかもしれません。

いつもは緊張で手が震える事例Tも、非常に落ち着いて与件と設問を関連付け、戦略フレームにそれらを当てはめて一貫性をとることができました。事例Uは、「与件文の重要な箇所を使うのを忘れた!」と後から思い出した設問もありましたが、すぐに気持ちを切り替え、事例Vも驚くほど順調に進みました。

最後の事例W。何事もなければ、順調なまま終わる予定でした。しかし、そう簡単にいかないのが診断士試験。最後に山が待っていました。
解答骨子を作成した後、計算問題で「結果がどうもストーリーと合わない。」と堂々巡りを繰り返し、やっと計算方法の凡ミスを見つけたのが試験終了20分前。その時には解答の2/3が白紙でした。

「今年もやっぱりダメなのか・・」という気持ちが出てきましたが、すぐに「あと20分ある。その中で、埋めやすいところからとにかく埋めて行こう!」と気持ちを切り替えました。その結果、時間ギリギリで解答が全て埋まりました。

■合格発表

 事例Wでバタバタしたので、解答速報を見る勇気も出ないまま、発表当日を迎えました。
当日、ドキドキしながら合格発表を確認してみると、自分の番号がありました。

その瞬間、これまでの学習の軌跡が走馬灯のように頭をよぎり、自然と涙が出てきました。


■最後に

 これから受験される皆様、1年に1回の試験で大変なプレッシャーがあると思います。試験当日、途中で失敗して諦めそうになる瞬間があるかもしれません。でも、絶対に諦めないでください。合格のカギは、どのような状況に陥っても、決して諦めないことです。

皆様のご健闘をお祈りいたします!

 

平成22年度 第2次試験

 
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