■ 受験暦
年 度 |
1次試験 |
2次試験 |
|
17年度 |
合 格 |
不合格 |
受験校(通学) |
18年度 |
合 格 |
不合格 |
受験校(通学) |
19年度 |
− |
不合格 |
AAS(本科通学) |
20年度 |
合 格 |
不合格 |
独学、受験校1次通信・2次直前答練 |
21年度 |
5科目合格 |
合 格 |
独学、勉強会、受験校2次直前答練 |
■ 具体的な学習方法
(1)17年度
1次試験までは、初学者で8科目もあったため、受験校の1次テキストや問題集をやるのが精一杯で、2次試験対策だけでなく、1次試験の過去問すらできていない状況でしたがどうにか、ギリギリで合格できました。
盆以降に2次答練が始まり、テクニック的なことを中心に学びましたが、完全にはマスターできないまま、試験当日を迎え、当然のように不合格となりました。
2次過去問については、受験校でもそれほど力を入れておらず、解答解説を読む程度しかしていませんでした。
(2)18年度
敗因は、2次試験対策の量的な不足だと考え、同じ受験校の2次対策コースに入りました。WEBフォローがあり、とにかく、カリキュラムに従い、通学の授業で行ったことを再度WEBで復習することに努めました。
1次試験は、5月の連休より、経営法務と運営管理だけを学習し、科目合格狙いだったのですが、幸運にも全科目合格できました。
2次試験は、好感触だったのですが、また、不合格となりました。2次過去問については、17年度と同様の対応しかしていませんでした。
(3)19年度
受験校のカリキュラム通り、自分なりには消化したつもりであったため、学習スタイルを変えようと思い、他の受験校の模範解答を何社も見ました。敗因は、事例企業の方向性などを考えず、場当たり的に解答していたため、一貫性がなく説得力に欠ける答案になっていたことであろうと考えました。受験校の模範解答の中で、自分が最も理解しやすく、こんな解答を書けるようになりたいと思ったのがAASでした。今年度は、2次試験受験権利があったため、1次試験は受験せず、2次対策専門のAAS本科の通学に決めました。
授業内容は、今まで自分が行っていた学習とは全く違うものでした。過去問に重きを置き、設問分解をはじめ、与件文の読み方、解答の書き方、独自のスーパーフレームワークから事例企業の強みなどを抽出し戦略を立案する手法など、授業の度に感動させられ、自分の力不足を痛感しました。設問分解は、結局、17、18年度分しかできませんでしたが、過去問は解答作成までを16〜18年度は3回転、13〜15年度は2回転行いました。新作事例でも、ある程度、同じ解答プロセスで組み立てすることができるようになっていたため、今年度はいけるという気持ちで試験当日を迎えました。
しかしながら、財務事例で大失敗をするなど、結果は、また、また、不合格でした。敗因は、19年度本科生の皆さんとも話し合い、自分なりには、「読む・考える・書く」のうち、「考える」部分が大きく不足していることだと判断しました。学習の中で、設問分解にあまり時間をかけることができなかったことも影響しているのだと思いますが、自分はAASのスーパーフレームワークや切り口だけに依存し、初見の事例に対し、柔軟な思考で対応することができていませんでした。年度当初は、今回不合格なら勉強をやめようと思っていましたが、得意の財務事例(最終的には得意ではなかったことが判明しましたが)で失敗して終止符を打つのは心残りであったため、再度チャレンジすることに決めました。
(4)20年度
とにかく1次試験を突破しなければならなかったため、受験校の1次上級単科通信を受講するとともに、1次試験過去問を繰り返し解き、なんとか全科目合格できました。
2次試験対策については、1次試験終了後から始めました。「考える」力をつけるために、受験校の2次直前答練、市販の問題集、知人からもらった事例問題など新作事例を中心に50事例ぐらいは解き、初見の事例でも柔軟な思考で対応できるよう練習しました。過去問については、自分の解答プロセスを固めるために、本番を想定し、試験開始から40分間で行う「読む・考える」という作業の練習に使いました。(解答作成は行いませんでした。)
財務事例については、70分設定で、13〜19年度分を休日にまとめて解き、2回転行いました。数をこなしたためか、満足感があり、自信をもって試験当日を迎えました。
2次試験本番では、事例Uでいつもとは違う解き方をやってしまい、時間不足で満足できる解答が書けませんでしたが、その他の事例で何とか踏みとどまることができたという感じでした。受験校の採点サービスでも合格圏内であったため、ほのかな期待を抱きながら結果を待ちました。
しかしながら、また、また、また、不合格となりました。敗因は、数をこなすことで「考える」力がつくと思い、がむしゃらに事例問題を解いていましたが、それらの復習ができず、結局、何の進歩もなかったことだと判断しました。
(5)21年度
20年度は、これまでの中で最も手応えがあったため、ショックが大きかったですが、2次受験権利があることもあり、再度、初心に戻り学習することにしました。基本的には、今年度で最後の受験にするつもりでした。
1次試験は、2次試験に関連し、他の科目よりも点数が低かった財務・会計と運営管理を、5月の連休以降、過去問を中心に学習しました。結果は、苦手の経営情報システムが足切りとなり、総合点では6割を超えていましたが、5科目の科目合格となりました。
2次試験は、仕事が繁忙であった関係もあり、3月までは知人が主催する勉強会に2週間に1回参加させていただいたほかは、何もできていませんでした。ただ、過去問のレベル感や方向性は忘れないようにするため、過去問全年度分を文庫本サイズに縮小印刷し、通勤電車の中や、昼休みなどの隙間時間に何度も繰り返し読んでいました。
4月以降1次試験までは、基本に戻り、ひとつの事例でSWOT分析をじっくり行い、事例企業のあるべき姿について、たっぷり時間をかけて考えました。題材は、過去問と「企業診断」の新作事例などをバランスよく使用しました。
1次試験後は、受験校の2次直前答練で、80分間で解く感覚を取り戻すことに注力しました。財務事例については、休日に過去問、平日に計算問題集を、時間を決めて少しずつ行いました。結果として、新作事例は20事例ほどしか解いておらず、過去問中心となりました。
■ 勝因分析
他の合格者の方のように、綿密な計画を立て学習していた訳でもなく、あまり参考にはなりませんが、自分なりの感覚では次の2点が勝因であったと思われます。
(1)「考える」力がついたこと
2次試験まで、ずっと文庫本サイズに縮小印刷した過去問を常に携帯し、隙間時間に読んでいました。読み方は、まず、与件文だけを読み、SWOT分析より事例企業の方向性、あるべき姿、問題点、改善案などを考えた後に、設問文を読み、自分の考え方と出題者の意図がどう違うかを考えました。次に、設問文だけを読み、制約条件などから、どのような解答が想定できるかを考えた後に、与件分を読み、想定した解答がどうであったかを確認しました。このとき、受験校の模範解答は見ずに、自分だけで考えました。
以前は、受験校の指導内容を事例企業に当てはめて、自分なりの考えを持たずに解答を書いていたため、初見の事例で失敗するケースが多かったのですが、この練習により、受験校で習得した知識・ノウハウはあくまでもツールとして活用し、自分なりの考えを解答に落とせるようになりました。
(2)もう1人の冷静な自分を作れたこと
これは、他の受験校でも言っていることなのですが、解答を考えているときに、慌てて書き急ぐ自分とは別に、「この問題は他の受験生にとっても、簡単なので内容は無難にいこう」、「本当に、この切り口で良いのか、再度、与件分を見直そう」など、アドバイスしてくれる、もう1人の冷静な自分を作ることです。
抽象的な表現になっていますが、常に80分間のタイムマネジメントを意識して、事例に取組み、自分の解答プロセスを確立すれば、もう1人の自分は作れます。
■ 最後に
試験当日は、自分がやってきたこと、自分自身を信じて、自信を持って取り組んでください。もし、残念な結果に終わったとしても、合格者との差は、ほとんどありませんので、あきらめず、粘り強くがんばってください。そうすれば、必ず報われます。
石原先生をはじめAASの講師の皆さん、19年度AAS本科生の皆さん、勉強会の皆さん、以前の受験校で知り合えた皆さん、自分に多くの気づきを与えていただき、本当にありがとうございました。合格できたのも、皆さんのおかげです。今後とも、お付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。
|