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合格体験記>平成21年度 第2次試験合格体験記

「破壊と創造 〜現状維持でゴールにたどり着けるのか〜」 道上佳弘  

■2次初受験

 初めて2次受験の権利を得られることが確実になったH20年8月、AASの短期講座で私の2次受験生活が始まりました。

 短期講座では、マンツーマンで合格へのエッセンスを教授してくださいました。 H20は、短期講座の講習プラス本科クラスの答練参加もカリキュラムとなっており、おかげで仲間も出来、学習の進度、受験生の実力などを肌で感じられ、多くの気づきを得ました。 また、AASの講師や受講生は、みなさん「オトナ」の方ばかりで、たくさんの刺激をもらいました。 AASとの出会いは、このような「学ぶ仲間」と「学ぶ環境」を得られただけでも合格への大きな一歩だったと感じています。

 結果は残念ながら、今一歩私の闘志が足りなかったせいか、不合格でした。ただ、生産事例がAだったことは、「努力の方向性の正しさを表しているもの」として自信につながりました。

 

■2次受験2度目

(冬)

 1月にAAS主催の合格者答案分析会がありました。合格を手にした仲間たちが、真剣に「自習の方法」や「1年間の過ごし方」、「解法手順」について教えてくれました。中でも、「財務事例の計算は、4月までに完成させよう」というアドバイスは、しっかり実行しました。このアドバイスは、私の答練の成績を安定化させ、また、今年の合格につながる重要なアドバイスであったと思います。

 いよいよ講座も始まり、私の2年目のテーマは、「AASのネット配信のコンテンツをしっかり活用して、AASの解法を身につけて合格する」としました。また、鷺山先生への春秋の提出も月〜金で休まず提出しました。春秋の提出を秋まで続けたことは、「書く力」「要約する力」を確実なものにしてくれたと感じています。

 1月の中旬から、ネット配信の「週末のダウンロード」「過去問アシスト」を中心に勉強をはじめました。昨年の2次試験が終わって以来、全然勉強してなかったため、ここが1回目の「破壊と創造」でした。

(春)

 3月の答練が始まる頃には、7割がたHPクラスの「週末のダウンロード」も進み、AASの解法がわかってきました。「週末のダウンロード」を視聴し、講義内容のメモを整理しました。石原先生がAASの解法を使って過去問を解説する「過去問アシスト」は、解法の具体的な活用方法を披露してくださるコンテンツです。まさに、「教えてダメなら、やって見せ・・・」を地で行くような、親切さです。

 さて、AASの解法をおおむね身につけた私は、答練でそこそこのスタートをきることができました。順位はともあれ、解法という「やるべきこと」がわかっているおかげで、「何ができなかったのか」が明確になっていたため達成感がありました。

(初夏)

 ゴールデンウィークの前頃、昨年短期講座で参加した答練の優秀者答案や本試験の合格者再現答案を引っ張り出し、「全体戦略」、「新規事業」「品揃え戦略」、「競争戦略」の問題の解答を集めて一覧表を作りました。これらの問題は配点が大きく、得点できないとダメージが大きいので、文章構成のルールを作ってしまおうと考えたのです。

 ゴールデンウィークの合宿答練の成績は「中の上」というところでした。

 ところで、1次試験は受験するつもりが無かったのですが、昨年の講座で一緒だった合格者の「受験して損は無いよ」というアドバイスで、1次試験を受験することにしました。6月下旬から、2次は各週の答練の復習のみで、1次受験中心に切り替え、7月からは2次の自習は中断しました。

 結果、1次試験は442点で全科目合格しました。勉強方法は、M予備校の過去問を精選した肢別の問題集とD予備校の模試2回分が掲載されている問題集をやりました。この勉強法も、AASの仲間から「短期間に1次を突破する方法」として教わりました(ちょっとアレンジしてますが・・・)。

(真夏)

 1次集中で約2ヶ月のブランクができました。ここが、2回目の「破壊と創造」です。 解法を破壊すること捨てることに抵抗が無かったのは、ストレート合格する人がいるのだから適切な解法は2ヶ月程度で構築できるもののはずという仮説をもっていたことや、ダントツの成果が出ていたわけではない解法に未練はなかったこと、によると思います。

 早いもので答練も3巡目を迎えました。 ここまでの半年で課題と感じていたのは、「与件の読み落とし」「時間不足」だったので、単語カードに「切り口」や「キーワード」等と、「短所・長所」、「意味」、「メリット・デメリット」を整理し、暗記する作業を行いました。これで、解答作業がスピードアップするはずでした。

(夏の終わり)

 答練3巡目の事例U(9月13日)で、はじめて「因果が飛んでる。これ、どこに書いてありますか?」という指摘を鷺山先生からもらいました。そのあとの私と先生のやりとりで、講義が20分ほど中断してしまいました。「みなさんの大切な講義の時間を使ってしまい申し訳ない」と詫びたところ、「皆、同じようなことでつまづいているから、気にしなくていいよ」と慰めてくれました。(ホント、AASは「オトナ」のコミュニティなんです。)

 さて、本試験まであと1カ月余りという状況で、この状況の問題点を探り当て、解決方法を見出さねばらない。 ・・・・正直、お手上げでした。 「しょうがない、鷺山先生に相談しよう」と思ったのですが、その前に、せめて問題点だけでもなんとか明らかにできないかと自己分析をしてみました。するとこんなことがわかりました。

 「知らないことは、書きたくない」「知っていること、確実な知識だけしか書きたくない」「知っていることを書くのなら早く書けて時間も短縮できる」

 実は、私は与件を「読み落としている」のでなく、自分の解答の構想からはずれる与件情報は「わざと読み飛ばしていた」のです。 そんな私が、単語カードで知識量を補強したものだから、ますますあらぬ方向へ行ってしまっていたのです。

 先生にこのことを伝え、「過去問の設問分解と合格者答案の分析」という処方箋をいただきました。正直、「そんなので治るの?」と思いました。実は、昨年の短期講座のときにもこれを少しやったことがあったのです。でも、実際やってみると、前年やったときとは感じ方が全く違う。 この時期の「つまづき」のおかげで自分の答案に否定的になっていたことで、謙虚に合格者の答案作成の「作業」を分析することができたのだと思います。

 設問分解を1カ月間毎日15枚ほど提出しました。提出する自分も大変でしたが、添削する先生はもっと大変だったと思います。受講生は私一人ではないのですから。

 そして、得られた気づきは、言い古されたことばかりですが・・・。

@解答は与件から作る。1次試験の知識や白書の知識は解答の因果や与件引用の妥当性
  を確認するためだけに使用する。知識を解答に盛り込むのは最後の手段と覚悟を決めて
  行う。
A設問間の関連を意識して、答案全体をまとめる。 指摘した強みは全体戦略(新規事業)
  で活かし、指摘した問題点は必ず他の設問で解決する。
B解答は、必ず因果で構成する。

 大切なことは、今までの癖の上に新しい意識を上積みするのでなく、自分の癖を「破壊」して、新しい意識を「創造」することだと思います。1カ月間毎日約15枚の「合格者答案を使った設問分解」は自分の癖を破壊し、成功モデルを刷り込むのに十分でした。これが、3回目の破壊と創造でした。

 

■試験の1週間前は・・・・。

 解答作業のゴールは、@与件をどう使うか、Aそれをどう因果で表現するか。そのためには、どんな解答手順がよいか。それだけに絞って過ごしました。実は、答案骨子を作成できるようになったのはこの時期でした。シンプルな解答手順に見えるのですが、前述の3つの原則に従って答案を作成するのは、制約条件が増えるので、なんでもありで答案作成していた頃よりもしんどいです。 あいまいな言い方になりますが、事例を解いた後の疲れ方が今までと違う感じがしました。

 試験の本番中も、与件をどう使うか、それをどう因果にまとめるかばかりを考えて80分を過ごしました。

 このようにして解答を作成するのにまだ慣れていなかったせいか、合格答案を書けた実感はまったくありませんでした。与件も使いつつ自分の知識等をたっぷり織り込む方がよっぽど違和感のない解答がつくれたと、今でも思います。そんな自分ですから、「自己満足をとるのか、合格をとるのか」という選択の中で過去の多くの合格者たちが採った行動を分析することは、とても効果があったと思います。

 さて、この1年、ほんとに「破壊」と「創造」の繰り返しでした。小さな土台に大きな建物は建てられません。全部「破壊」して、大きな建物にふさわしい土台から「創造」しなおすことが必要だと思います。そして、そんな時、『2次試験合格への解決方法は、ひとりひとり違います。個別に対応できるのは、AASだけです。』(HPのタイトルのところにこう書いてあります)。 正に看板に偽りなしでした。 

 合格に導いてくださったAAS、そして、多くの情報と刺激を与えてくださった講座の仲間たちに心から感謝しています。 ありがとうございました。 

 最後に、平成22年の合格を目指す皆さんの健闘を祈ります。

平成21年度 第2次試験

 
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