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合格体験記>平成20年度 第2次試験合格体験記

リベンジしなくちゃ終われない」 影山裕  

1 はじめに

H20年12月。長く続いた2次試験の「リベンジ」も6回目でようやく果たすことができました。「負け犬」のままで終わらず本当にホッとしています。以下、私の合格体験記です。

1.1私の受験歴
  1次 受験校 2次 受験校
平成14年度 受験校通学 × ほぼ無体策
平成15年度 受験のみ × AAS2次本科
平成16年度 2次に専念 × AAS2次本科
平成17年度 × 受験のみ ※AAS2次本科
平成18年度 受験のみ ×  
平成19年度 受験のみ ×  
平成20年度 受験のみ ※AAS2次本科

  ※H17は1次敗退のため途中で挫折。H20 は中盤から復帰。

1.2 1次試験(H14〜H20)

H14

某受験校の通学コースで1年間しっかり学習しました。受験校のカリキュラム上、1次試験に専念せざるを得ませんでしたが、結果、700点をクリア(推定)することができました。

H15〜H20

その後、H16を除く、H15〜H20までの計6回受験うち5回合格しました。初年度に基礎をしっかり固めておいたので、2回目以降は、直前期1〜2週間程度で、@基本事項の復習と、A白書・政策の情報更新を行い、約450点(65%)をクリアできました。繰り返し1次試験を受験しているうちにコツが掴め、特にH18〜H20は学習時間ゼロで乗り切りました。
? とはいえ、H17は合計で60%をクリアしながらも「悪夢の運営管理39点」で不合格となり、2次試験が受験できず大変悔しい思いをしました。1次試験はあくまでも通過点でしかありません。しかし、@試験は1年に1回しかないので「まさか」がある、A「科目合格制」があり無駄にはならない、B2次試験との関連性(白書等)が高くなった?、等を考慮すると1次試験は継続して受験すべきだと実感しました。

1.3 2次試験(H14〜H19)

H14

某受験校の1次・2次総合コースに通学しましたが、2次対策は1次試験が終わってからというもので、ほぼ無対策のまま2次試験に挑みあえなく不合格となりました。

H15

本格的な学習は、H15からの「AAS2次本科コース」への通学がスタートになりました。
何を書いてよいのか皆目見当がつかず、文章を書くことも好きではありせんでした。前年通学した受験校にそのまま通っても自分は合格できないと思い、2次試験専門校で少人数制をウリにしていた「AAS名古屋」の門を叩きました。
AASの「スーパーフレームワーク」や「MECE」など、「答案の書き方にこだわった指導」のおかげで書くことへの自信がつき、特に150字や200字といった長文記述への不安は一掃され、相手に伝えるというスキルの基盤ができたと思います。他校の模試も複数受験しましたが、上位20%以内をキープできるようになり、「このやり方は他校でも通用する」のだと実感しました。しかし、事例V、事例Wの対策が不十分で合格することはできませんでした。

H16〜H17

AASでの指導のもと、自分流の2次試験解答プロセスがほぼ確立した時期でした。
馴染みもなくしっくりこなかった事例VもAASの「国語力で解く」手法で克服できました。
H15〜H17前半までが、2次試験に対する気力や学習量もピークで、AASでの答練や他校模試の結果も上位で安定していた時期でした。正直、この2年で合格できると思っていましたが、事例W(財務)との相性がどうしても合わず、他の3事例も合格者答案との違いがわからないままの状態でした。特にH17はすべてにおいてピークに達していたにも関わらず1次で敗退してしまい、本当に悔いが残りました。

H18〜H19

H17の1次敗退を機会にすっかり自信をなくしていました。H18、H19は仕事も忙しく転勤も重なり学習時間が確保できず、モチベーションも最低の状態でした。AASでも幽霊会員状態になっており、結局、模試や本試験を受けただけでした。それでも模擬試験は複数校で上位3%〜15%以内に入っており、「もしかしたら」と本試験に挑みました。
しかし、2年とも事例T(組織・人事)の出来が芳しくなく、事例W(財務)で単純な計算ミスや解答欄の記入間違いなど信じられないミスを連発し、不合格を重ねてしまいました。

1.4 2次試験(H20)

自分を取り巻く環境が著しく変化したこともあり、このままダラダラと受験していても進歩はないし、今後も落ち着いて学習できないだろうと思い、「今年でラストチャンス、絶対決めてやる」という覚悟でAASに復帰したのは5月のGWが空けた頃でした。自分の強み・弱みを一番良くわかってもらっているAASに最後を託しました。経験上、模試の結果と本試験合格の相関関係には疑問をもっていたので、思い切って模試の受験は辞めました。

AASでは毎年9月の直前合宿上位者の合格率が高かったので、直前合宿での上位10%に入ることをゴールに設定しました。復帰当時は感も鈍っており、鷺山先生他講師の皆さんには、「解答に一貫性がない」「独創的な解答」などの指摘をされ、自分ではわかっていて意識しているのに実現できないもどかしさにイライラ感が続きました。

8月も終わろうとしていた頃でした。解答プロセスも少し変え、「書く時間」を短縮し「考える時間」を増やしました。また、ドメインや全体の設問構成を大まかに把握してから、強みや弱みを絞り込むスタイルに変えました。財務も対策にもしっかり取り組み、経営分析手応えを感じはじめたときでした。過去の「AAS合格者再現答案」や「ふぞろいの合格答案たち」を改めて眺めてみたとき、「ああ、これでいいんだな」と思えるようになったのです。それまで「ふぞろい」に見えた再現答案の数々の共通項が見えたのです。

そして9月の直前合宿を迎えました。仕事の都合で1日目しか受講できなかったものの、目標以上の1位をとることができました。順位や得点以上に、事例のストーリーや設問構成、「読む→考える→書く」という流れもスムーズに運び、「今年はいけるかも」と調子に乗ることができました。

2 合格の要因

2.1 他受験生との差別化、高得点狙いはやめる

そのような意識は「独創的な解答」を生む要因となります。今回は、合格者をイメージし、「勉強した人ならみんなそう書くだろう」と同質化を目指しました。

2.2 設問構成で解く

わかっているつもりでも実際にできないのが「題意に沿って」解答の一貫性を保つことです。そのために設問構成で解答のストーリーを構築できるまでこだわりました。

2.3 自然な切り口の設定

解答を構築する上で切り口は必要不可欠です。一時は「自分の切り口に溺れる」ことで失敗したこともあり、知識に頼らずあくまでも与件と設問から自然に出てくるものに絞りました。

2.4 解答プロセスの改善

以前は、「読む+考える」30分、「書く」50分に設定していました。これは「書く」時間を逆算して設定したものです。これを改め、「読む+考える」40分、「書く」40分と「設問間の一貫性」を考える時間を増やしました。書く時間は集中力をもってすれば短縮できるものです。

2.5 事例W対策

模試では得点できるのに本試験では毎年事例Wは失敗していたので、「事例Tはドロー、事例Uと事例Vで稼いで逃げ切る」という逃げ腰の姿勢でした。これを改め、「今年だけは財務に全力を尽くす」という決心をしました。

特に2次試験までの1ヶ月は事例Wに集中し、経営分析(指標の基本的理解、記述内容のパターン化)、意思決定会計分野の強化を図りました。意思決定会計分野は、解説の少ない通称「イケカコノート」はあえて触らず、「さくっと受かる」シリーズの「簿記1級 意思決定会計編」を丁寧にやりました。理解を深める上ではこちらの方で良かったと思います。財務の不安を取り除くことで他の3事例で無理する必要がなくなったことも合格の要因ではないかと思います。

3 AASでよかった点

3.1 講師と受験生の距離が近い

いつでも質問や相談ができ、受講生の参加性も高く適度な緊張感があります。また、講師陣はAAS卒業生であり、同じトレーニング法で合格されているので、指導にも一貫性があります。
3.2 受験生同士の輪がすぐできる。
1クラス15名以内の少人数制のため、勉強会への入会や新たに設ける必要がありません。
また、名古屋校と浜松校は同じ管轄で、競争意識も良い方向に働いていました。
3.3 記述力がつく
「スーパーフレームワーク」、「MECE」の習得により短期間で記述力がアップできました。私の場合は半年間で飛躍的に記述力が高まりました。

3.4 トレーニングのフォローが充実

答練、過去問の添削以外にも、「事例ストーリー」、「設問分解」、「チャレンジ春秋」など、AAS独自の指導法を自宅でトレーニングし、FAXで講師の先生からフィートバックが受けられます。
私も「設問分解」の習得の際にはフル活用させていただきました。

3.5 事例Vの克服

生産・技術に関しては全くの素人でしたが、「事例Vは国語力で解くける」ということを指導してもらい、以降、他校の模試や本試験でも安定した解答ができるようになりました。

3.6 合格者の再現答案

AAS本科の合格者は毎年本試験で驚くほど類似性の高い解答になります。同じトレーニングを積むことで、内容、表現とも同じ解答にたどり着くという点で、良いベンチマークになりました。

4 2次試験私のアドバイス

4.1 模試の結果に一喜一憂しない

現状、模試と本試験の相関関係は低く、私のように模試で上位に入っても合格できない人は多いと思います。但し、「合宿」はその日のうちに答案が戻され、復習もすぐできるため『◎』です。

4.2 試験委員本と白書は「独学」しない。

自分勝手な解釈は大けがのもとです。本試験で、聞かれていることより知識が優先される解答をしてしまうとアウトです。但し、講座等でフォローがある場合はフルに活用すべきでしょう。

4.3 知識の補充は白書で十分。

私は心配性のためいろいろ手を出しましたが、白書と2冊の試験委員本だけで十分でした。

4.4 ツールはなるべく作らない、拡げない。

最終的には試験会場に持ち込んでフル活用できるレベルに抑えましょう。それ以上は時間の無駄で自己満足でしかありません。私の場合は、各事例A41枚程度にまとめた事例解法シートを作成しただけです。

5 おわりに

鷺山先生をはじめ、AAS名古屋・浜松の講師やスタッフの皆さん、そして、受験仲間の皆さんには大変お世話になりました。こうして「合格」を掴み取ることができたのは皆さんのおかげだと思います。
この場を借りて御礼申し上げます。
そして、未だ「合格への階段」が見つからない方へ。
まだ遅くはありません。そして迷っている時間はありません。
今すぐ「AAS」の門を叩いてみてはいかがでしょうか?
今度はあなたがリベンジを果たし「合格」を勝ち取る番です。

「AASではじめよう。」

平成20年度 第2次試験

 
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