| ■はじめに 「なぜ合格したのか?」これを書くべきであることは承知していますが、「私はこれで合格した!」という確固たるものを見つけられていません。ただ、合格した後のいくつかの気づきをお伝えすることで、これから2次試験合格を目指す方々のお力添えが少なからず出来れば幸いです。
私は勉強1年目を除き、ほぼ独学で合格にいたりました。従って、特に、諸事情により通学・通信講座を受講することができず、独学を余儀なくされている方々に対し、諦めずに勉強を続けて合格を勝ち取っていただきたいというエールを込めて、私の合格体験記を書きました。
■受験暦
※2004年10月勉強開始
| 年 |
1次試験 |
2次試験 |
2次試験の主な勉強方法 |
| 2005度 |
合格
(ギリギリ合格) |
不合格
(何もわからず)
|
某大手受験校
1次2次総合コース |
| 2006度 |
― |
不合格
(BBAA 総合B)
|
AAS教材、他書籍 |
| 2007度 |
不合格
(ショック)
|
― |
― |
| 2008度 |
合格 |
合格
(半ば諦めていたが)
|
AAS教材、他書籍 |
■AASを選んだ理由
2005年2次試験を受験後、当然不合格であることは分かっていましたが、今後の勉強方法について迷っていました。各受験支援校が発表する模範解答がばらついていて、しかも、とても80分で回答できる内容ではなく、どうすれば合格できるのか、試行錯誤しました。
そんな折、知人からの紹介もありAASのホームページを見たところ、センセーショナルな言葉が。『論理の妥当性で勝負!』です。特に、『妥当性』という言葉に惹かれました。『妥当性』が資格試験に通用するのか?というのが率直な感想ですが、AASのホームページや書籍を読み進めるうちに、『論理の妥当性』が有効な考え方であり、故に模範解答のばらつきが生じるのだと結論付けました。つまり、正解は一つではなく、それぞれの回答が正解になる可能性があり、正解か否かを決める基準が『論理の妥当性』であると考えました。
これ以降はAASの教材を軸として、他の書籍等も活用しながら勉強を勧めていきました。
■勉強方法
●実際に使用した教材や書籍
- AAS教材
事例T〜Wに必要な知識の整理と活用、事例解法テクニック、白書攻略、「スモールビジネスマーケティング」の攻略、「経営をしっかり管理する」の攻略、過去問解答と解説
- 企業診断(同友館)
- ふぞろいな合格答案(同友館)
- 2次試験合格者の頭の中にあった全知識(同友館)
- スモールビジネスマーケティング(中央経済社)
- 経営をしっかり理解する(日本能率協会マネジメントセンター)
- ロジックで解く 財務・会計問題集(日本マンパワー)
- 財務・会計【選択・記述】セレクト問題集(同友館)
- AASのホームページからダウンロードした過去問
- TAC公開模試(8月)、マンパワー公開模試(9月)
- AAS超直前対策講座参加(試験1週間前)
●2次試験の勉強期間
2007年の1次試験が不合格だったため、とにかく1次試験を突破することに集中し、1次試験終了後から本格的に2次試験対策を開始。
2006年に2次試験がAABBの総合B判定だったため、多少の基礎知識はあったと思いますが、それ以来2次試験対策をほとんど行っていなかったため、まずはAASの教材を使って2次試験に必要な基礎知識の習得から開始しました。
●勉強の進め方
- 計画の設定
まずは試験日までの計画を立てました。試験日までの限られた時間を有効に使うために、インプットとアウトプットに分けて日々の計画と実施が一目で分かるようにしました。計画にはExcelを使用し、毎日計画の確認を行い、実績を書き込みました。
- 勉強時間の確保
AM3:45起床→AM4:00勉強開始→AM6:00ごろ勉強終了→二度寝
私にはこのやり方があっていたようです。土日祝もこのやり方を行い、不足や遅れを日中や夜で補いました。
- 勉強の内容
8月いっぱいはインプットと過去問分析に時間を費やしました。9月からアウトプット中心にしました。
アウトプットは過去問中心に行い、80分かけて最後まで解くというよりは、事例企業の経営戦略(方向性)と経営課題(経営戦略実行のための課題、克服すべき弱み)を明確にすることを繰り返し訓練しました。
直前の1ヶ月間は、公開模試も含めて、7回ほど本試験と同じ時間割で自宅模擬試験を行い、時間的感覚と疲労感を体に覚えこませました。(これだけやっても本試験は時間が足りずかなり焦りました。)
試験1週間前には、大阪まで『超直前対策講座』を受講しに行きました。(この直前対策講座はおすすめです!)
- 公開模試の結果
TAC公開模試(8月末):上位66%(下から数えた方が早いです)
マンパワー公開模試(9月中):上位22%の成績(自宅受験です)
■回答手順
- 事前準備(受験番号等記入)、問題用紙の分解(3分)
問題用紙は真ん中で縦に破り、見やすいように分解しました。
- 設問内容の確認(約7分)
問われていることと制約条件を、赤ペンでアンダーラインや囲むなどしました。
- 与件文の確認(約10分)
以前は5色の蛍光ペンで強み・弱み・機会・脅威・特記事項を色分けしていましたが、少しでも時間を短縮したく考え、赤と青のボールペンで色分けするようにしました。赤は、弱み・脅威・課題などにアンダーラインを引き、与件文横の欄外に「W」や「T」などの記号をメモしました。青は、強み・機会などにアンダーラインを引き、同様に記号をメモしました。
- 事例企業の方向性設定(約3分)
主に与件から事例企業の方向性(経営戦略や経営課題と対策など)を設定します。
- 設問の回答を検討(約20分)
主語と述語(結論)を明らかにし、それを裏付ける理由や具体策をメモしておく。
- 回答内容の記述と記述内容の読み直し(残り時間)
出来るだけ丁寧に。
※但し、あくまで目安とする時間で、本試験では時間通りには進行できず、かなり焦った状態になっていました。
■回答に際して気をつけていた点
- 設定した経営戦略(方向性)を常に意識して回答を書く。設定した経営戦略(方向性)と異なる回答は『論理の妥当性』がなくなってしまい、設問間の一貫性を失ってしまう。
- 難しく書く必要はない。大事なことは、読む相手に伝わるように書くこと。
- 与件や設問文に書かれていないことは極力書かない。空想や深読みしすぎると『論理の妥当性』を崩してしまいがち。見えている事実だけを元に回答を書く。
- 回答に『気持ち』を込める。企業の将来や従業員の生活が、自分の助言に左右されるという意識を持てば、必然的に『気持ち』が入るはず。
- 最後の最後まで絶対に諦めない。上位20%の中に入るには、1点で合否が分かれるかも。
■さいごに
合格するためのプロセスは一つではなく、合格者の数だけプロセスが存在するんだと思います。ですから、自分なりの勉強方法や解答方法を見つけて、それを信じてやり抜いてください。但し、自分自身や自分の回答を客観的に厳しく評価し、フィードバックすることだけは忘れないようにしてください。
皆様の合格を願ってやみません。頑張ってください!!
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