| ■はじめに 合格は突然やってきました。
H19年2次試験以来受験する意欲を完全に失っており、H20年は受験勉強をしていませんでしたが、8月末に間違いで購入した2次試験書籍を見て、試験問題を解くことがこんなに楽しいものなのか!と感じて、最後にもう一度だけ受験をしました。
そして女神が突然やってきたのです。
■受験歴
私の受験歴は以下の通りです。
| |
1次試験 |
2次試験 |
勉強方法 |
| 平成15年度 |
× |
― |
大手校通学 |
| 平成16年度 |
× |
― |
大手校通学 |
| 平成17年度 |
○ |
× |
AAS名古屋通学 |
| 平成18年度 |
― |
× |
↑ |
| 平成19年度 |
○ |
× |
↑ |
| 平成20年度 |
― |
☆ |
AAS名古屋アウトプット3のみ |
■ 1次試験
まったくの初学であり「中小企業診断士」自体をまったく知らず、業務に必要なことを知ればそれでよしという考えで受験校に飛び込みました。講義で知ることすべてが面白く、新しい情報を次から次へとインプットしていました。しかしこれが1次試験における悪夢の始まりでした。インプットはものすごく浅く、そして関連性のない点での広がりに終始し、受験にも実務にも使い物にならない学習を続けていたのです。そのような状況の中で鷺山先生と出会い、H17年からAASでも1次講座をするということなので(この年限りでなくなりましたが…)早速AAS名古屋の門を叩きました。
1次試験学習において先生方に教えて戴いたことは、「基本をしっかり自分のものにする」「問題をしっかり読む」「模擬試験よりも過去問をしっかりやる」などです。このことからも1次試験と次試験は別物ではなく同じであることがわかりました。
具合的な学習方法は、過去問3年分をAランク:基礎、Bランク:応用、Cランク:時事、難問の3段階に分け、Aランクの問題に書かれている内容はテキストでトコトン復習しました。BランクについてはAランクの得た知識でどのように対応すべきかを計りました。Cランクはまったく目を通しませんでした。また法改正についてはインターネットで情報収集しました。
問題をしっかり読む。基礎を繰り返し学習する。この二つを実行したおかげでコンスタントに70%程度の点数を取ることができるようになりました。
■ 2次試験(その1)
2次試験に関しては、他の合格者からも頻繁に書かれている「設問分解」と「春秋」を2年間徹底的に行いました。春秋で読み方と要約の仕方を習い、設問分解では、『読む・考える・書く』を総合的に習いました。今では更に進んだツールがあるようですが、基本は変わっていないはずです。
鷺山先生からは、何のためにやっているのかいつも考えて取り組みなさい、自分なりの目標を持って取り組みなさい、と常々言われていました。しかしいつからか自分でも気がつかないうちに教えの道を踏み外していました。2次試験というものが全体ではおぼろげながらわかるのですが、先生方の言われていることを100%理解できずに消化不良のまま勉強を続けていたため、楽しさがなくなり、設問分解や春秋など提出することが目的になっていたのです。今思えばH19年不合格はあきらかに迷いからくるモチベーション低下が原因だと思います。
■ 2次試験(その2)
H19年2次試験が不合格になった時点でH20年受験への情熱、中小企業診断士合格への情熱は薄れていました。何とかモチベーションをあげようと試みましたが、業務や趣味に対するモチベーションばかりが上がっていき、結局ほとんど勉強しない状態で8月も終わろうとしていました。
そのような中で前年合格者の方々の答案や考え方をまとめた書籍を偶然手にしました。その書籍から読み取れたことは、合格者の皆さんが楽しそうに問題を解いていること、本当にシンプルな思考で考えていることでした。2年前の原点に戻った感覚でした。そしてこの書籍からたどり着いた答えは、「どうせ1度はあきらめたのだから落ちて当然!試験をゲーム感覚で楽しんじゃえ」でした。
勉強を再開するにあたっての決め事は、鷺山先生をはじめとする講師陣の教えを再度認識して実行することでした。具体的には、包丁1本さらしに巻いて旅に出るのが○○の修行…錆びた包丁をたくさん持つより、よく磨いた包丁1本で勝負すること、常にポジティブな思考でいること、目標を明確にして学習に取り組むこと、などです。これらは今までもできていると思っていたことでした。しかし実際はできていないから合格できなかったのです。
では実際に2ヶ月間で何をしたかというと、
@ 各事例体系図はA41枚に大きな字で書ききれる程度の量にしたこと
A 学習内容を絞りこむこと。具体的には、白書における中小企業の方向性をインプットしながら
事例のゴール設定をすること(これに最も力を入れました)。設問分解をシンプルに考えて体
系図と紐付けをすること。与件を先入観なしで読み込むこと、などです。よりシンプルに「読む
」、体系図や白書から「考える」ことだけ行い、「書く」は2次直前のAASアウトプット3まで一切
行いませんでした(これは2年間、質は悪くても量をこなしてきた成果だと思っています)。
B 2次試験をゲームと割り切ること。具体的には、体系図のレベルと設問からマスを考え、与件と
白書そして診断士としてのキーワードなど常套文句でマスを埋める。これを各設問ごと、各事
例ごとに同じように繰り返すことです。この中には自分の主観は一切入りません。岩田先生か
ら教えられたように、金太郎飴のような答えを追求するだけです。
これにより、どんな事例でも同じように解答ができるようになったと思います。H19年講座では得点のバラツキが非常に大きく、トップを取るかと思えばホタルも取るという状態でしたが、H20年は安定した得点が得られるレベルになれたのではないかと思います。
私が合格できた要因を最後にまとめてみます。
@ 常にゴールを見ながら解答をしたこと。→解答のブレがなくなりました。
A 何事もシンプルな思考で対応したこと。→いつも同じ思考で取り組めました。
B 学習も試験も楽しく取り組むことができたこと。→楽しめるようになったことで
視野がグ〜ンと広がりました。
C そしてAAS講師陣の教えを最後の最後で実践できたこと。→試験中にようやく
実感できました。
■ 最後に
合格発表の日、インターネットで合格発表を見たら自分の番号がありました。でも番号があることが信じられませんでした。合格証書が送られてきてもまだ信じることができませんでした。一度はあきらめた診断士受験でしたが、合格しなければ得られない満足感・達成感に浸ることができました。
紆余曲折を得て取得できた診断士ですが、これもひとえに鷺山先生、石原先生をはじめとするAAS講師ならびにスタッフの方々、そして受験仲間の皆さんのおかげだと感謝しています。本当にありがとうございました。
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