中小企業診断士の 2 次試験を合格するまでの過程で得た「 Learning (学習)」を合格体験記としてまとめたいと思います。今後受験する方の参考になれば幸いです。
■ 背景
平成 18 年中小企業診断士 2 次試験に運良く合格することができました。合格までに平成 15 年は 1 次不合格、平成 16 、 17 年は 1 次合格も 2 次不合格と 3 度の苦渋を味わいました。それでも最終的に合格することができたのは、合格のために必要な課題を抽出し解決していくという、まさに「自分へのコンサルティング」が鍵となりました。以下にその過程で得た Learning (学習)を「心・技・体」の観点からまとめたいと思います。
■ Learning
1.心:失敗の経験を得ることで前向きなチャレンジ精神を得られたこと。
試験に不合格となるたびに「俺ってダメなんだろうか?」と思いましたが、「いや、落ちないことが目標ではなくて、受かることが目標だからまたチャレンジしよう」と方向転換していました。これは、試験だけでなく実際の仕事においても、失敗しないことが目標ではないと考えることにより、前向きに挑戦することができるようになりました。 2.技:思い込みではなく客観的に物事を捉える視点が養われたこと。
「選択問題だったら大丈夫」といった思い込みによる初回の 1 次試験での失敗、「知識が足りない」という思い込みから知識詰め込み偏重の予備校選び・勉強による 2 次での失敗など、今から振り返ると不合格を経験した理由は自分の思い込みにありました。平成 17 年の 2 次試験合格者発表後、 AAS の合格答案分析会に参加したことで、自分の答案・能力を客観的に見直すことができました。その後の AAS のコースでも設問分解練習での講師陣のフィードバックを通じて、客観的な題意の把握力・解答ロジック構築力・文章表現力などを高めることができました。 3.体:種々の制約条件のなか勉強を続ける社会人としての基礎体力がついたこと。
勉強を開始から合格までの間に、二人の娘の出産・育児(平成 15 年、平成 17 年)、椎間板ヘルニアとの診断(平成 15 年)、シンガポールへの赴任(平成 18 年)と種々の勉強に対する制約条件があったことは確かです(多くの方もそれぞれの制約条件をお持ちだと思います)。その中で学び続けた経験は、今後も自分を磨いていくために必要な基礎体力となりました。 ■ Learning の今後への活用
1.心:駆け出しの診断士として、多くの失敗や困難を経験することが予想されるが、前向きに挑戦していくこと。
海外駐在中なので、診断協会が提供する実務補習は受けることが難しいですが、前向きに機会を探しています。実際、 2 次合格後から現在までに JICA の専門家派遣業務への登録など実務補習を受けるだけでは得られない道を切り開いています。 2.技:組織名ではない個人としての客観的な評価に身をさらすこと。
実務のために各方面へ働きかける過程で、コンサルタントとして既に活躍されている方々に対しての自分の優位性のなさを改めて認識しました。これは会社の知名度を利用して仕事をしていると気づかないことなので、今後も自分個人の客観的な評価を得て成長の肥やしとしたいと思います。 3.体:今後も更に自分を磨き続けること。
診断士として活躍されている方を見ると、資格取得後も継続的に勉強されている方が多いです。なぜなら勉強することの価値がわかるからです。私も次のステップでは現在の仕事に関連した専門知識を身につける勉強をして、更に自分を磨いていく予定です。 |