■ 受験歴 1 次 1 回、 2 次 1 回
■ はじめに
学習時間の大半を1次試験に振り向けていたため、2次試験については既に学習している方との差は歴然であり、必然的に効率性を最優先した戦略を採らざるを得なかった。
具体的には、「解法フレーム」を基本とした解法ノウハウや、合格レベルの答案に必要なエッセンスの習得に力を注いだが、受験校等の解法がそのまま自分に使いやすいものではなく、結局、2次試験の数日前にカスタマイズした解法が完成した。
この過程において、 AAS の合宿には多くの気づきを与えていただき、感謝に堪えない気持ちです。
■ 1次合格の要因・アドバイス
@ 学習の中心は通信講座であったが、GWの頃から受験校が開催する1次試験の答練に参加するとともに、多くの模試を受験した。狙いは、精錬された良問を多く入手することであり、「量」重視でアウトプットを繰り返し行った。本試験で通用する実践力(応用力)は問題を解くことによって培われると考えており、テキストのインプットに時間をかけることは得策ではない。
A 本試験当日は、休憩時間に黒糖で糖分を、ミネラルウォーターで水分を補給できるように準備した。また、冷房対策にタオル地の膝掛けを持っていったが、緊張した手の汗を拭うのにも役に立った。こうした事前準備は、些細なことであるが、精神的な落着きをもたらしてくれる。
■ 2次合格の要因・アドバイス
@ 2次本試験には、解法ノウハウが存在すると考えている。合格に必要なノウハウをいかに早く身につけるかという課題の解決を命題とし、1次試験後の8月から 受験校の2次解法答練に参加した。この時点では解答手順や時間配分ができておらず、メモの書き方、マーカーの使い方など、答練では毎回違った方法を試み、ノウハウと手順を日々、試行錯誤しながら探求した。
A 9月に参加した AAS の合宿では、未完成であった自分の解法フレームを昇華できただけでなく、合格レベルの答案に必要なエッセンスという視点を付け加えることができた。また、人の答案と比較することで自分に足りない部分を理解できた。
具体例を挙げると、講師の方から、「合格レベルの答案には結びがある。合格者はここまで書いている。」と指摘を受けた。自分は、これを「おむすびの法則」と名付け、以後、論理的かつ丁寧な解答になるよう留意した。また、結論を先出し、「具体的に」以降の文章は MECE で複数の観点から記述すること、その文章構成は与件を引用しつつ必ず因果で記述することを叩き込んだ。
B こうして、受験校で教えていただいた解法ノウハウや AAS の解法フレームを自分なりにカスタマイズして解法を作り上げていった。また、エッセンスの中では、特に、以下のことをお伝えしたい。
@ 事例企業の方向性と設問の解答との一貫性を必ず確保すること。そのためには、SWOT分析の「弱み」から導出される経営上の課題が設問としてどのように構成されているかを考えること。
A 事例企業の社長の思いや考え方に細心の注意を払い、解答に引用できないか考えること。なお、先般、実務補習を経験して、社長の思いを尊重しないような提案はできないことを実感している。
C 財務事例を除く3事例については、解法フレームやエッセンスをそれぞれ1枚紙にまとめ、本試験のわずかな休憩時間に確認できるようにした。これは気持ちを切り替える上でも有効であった。なお、財務事例については、ケアレスミスが致命傷になるおそれが大きいため、計算問題は毎日解くようにした。
■ おわりに
受験生の方は、使える時間はすべて学習に充て、何かを犠牲にしながら今日まで努力してきたという自負があるはずです。その気持ちを胸に自分を信じて最後まで戦い抜き、本試験を突破されることを心からお祈りしています。 |