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合格体験記>平成17年度 第2次試験合格体験記

「結果を出すためにするべき事を実行する」 高橋 康友

 

■【はじめに】

私が中小企業診断士を目指すことになったのは、仕事上で大きな壁にぶつかった事がきっかけでした。

約 6 年前、それまで働いていた会社を辞め、あるベンチャー企業の立上げに参加しました。しかし、事業が計画通りに立ち上がらず、資金繰りが悪化してしまい、会社全体が右往左往している中で自分自身の無力さを痛感する事になりました。そのような時期に中小企業診断士という資格を知り、自分に必要なものがそこにあると感じたことから挑戦が始まりました。

■【 4 回の挑戦】

4 回目の挑戦で、やっと 2 次試験に合格することが出来ました。

試験の結果及び学習履歴は以下の通りです。

【結果】

H14 年度  1 次試験 ○   2 次試験 ×
H15 年度  1 次試験 パス  2 次試験 ×
H16 年度  1 次試験 ○   2 次試験 ×
H17 年度  1 次試験 ○   2 次試験 ○

【 1 次試験の学習】

中小企業白書、市販のテキスト/用語辞典、受験校のテキスト等を使って、自分のペースで学習しました。具体的には、@テキストをひと通り読んでサブノートを作成する、A作成したサブノートの内容を中心に覚える、B過去問題や問題集を解き、出来なかった問題に関連した内容をテキスト等で復習する、といった方法でした。特に財務・会計については、最初は全く知識がなかったので、簿記や原価計算などの基本的な演習を繰返し解き、体で覚えるように取り組みました。

【 2 次試験の学習】

(1) 試練は続く

H16 年度までの学習は以下の通りです。
H14 年度:某 A 受験校へ通学( 1 次試験終了後の期間のみ)
H15 年度:某 B 受験校へ通学(通年)
H16 年度:某 B 受験校の通信教育(通年)

による学習が中心でした。それに加えた自習として、@受講した内容の復習をする、A過去問題や答練の事例を解く、Bサブノートを作成して 2 次試験に使えそうなキーワードを覚える、等の学習を行いました。全般的には「知識重視の学習」でした。講座の答練では合格点を取れるようになってきたので、本番もいけるのではと淡い期待を抱いて挑戦しましたが、納得のいく解答を書くことが出来ず、結果も 3 年連続で不合格というものでした。今考えると、 4 事例全て合格点には程遠かったような気がします。特に事例T(組織・人事)については、出題者が何を言いたいのか(即ち題意)が全くわかっていませんでした。

(2) AAS の門を叩く

3 回目も不合格だった訳ですが、不合格の真の要因が何か理解出来ていませんでした。そんな時、 AAS の講座説明会に参加し、そこで過去の合格答案を拝見し衝撃を受けました。それまでは受験校の作成した模範解答を一生懸命追っかけていたのですが、模範解答とは違う世界がそこに有ったからです。非常に素直でわかりやすく、かつ実現可能性の高い内容が書かれており、自分の答案との違いをはっきりと認識しました。

不合格の真の要因がやっと分かった私は、迷わず AAS の講座を受講することにしました(「虎の穴」に入るタイガーマスクのような気持ちではありましたが)。 2 次試験対策の本科コースはもちろん、直前合宿などのオプション講座にも参加し、必死に合格の為のエッセンスを吸収しました。そしてそれに加え、日常においても繰返し添削指導を受け、本番直前まで AAS で学んだツールによる練習を続けました。

その結果、「先輩方の合格答案に近づいた答案が書けたのではないか」という充実感と共に、 2 次試験合格を得る事が出来ました。

■ 【欠点の克服】

合格するためには、いくつかの欠点を克服する必要が有りました。そのために、過去問題や AAS 事例を使って繰返し練習しました。その内容は「読み方・書き方重視の学習」だったといえます。

欠点1:題意を大きく外してしまう

原因は、与件をしっかりと読み込まずに、自分の知っている知識や先入観に結び付けてしまい、与件から離れた内容を書いてしまうためでした。その修正のために、「春秋タイトル付け」や「設問分解」による練習を繰返し行い、与件全体からにじみ出てくる題意や問われていることを正しく読み取れるように練習しました。(「春秋タイトル付け」とは、日本経済新聞の「春秋」に 30 字のタイトルを付ける練習であり、与件を読み込む力を向上させます。「設問分解」とは、設問と解答を分析する練習であり、設問を読み込む力や解答を書く力を向上させます。)

欠点2:言いたい事がうまく伝わらない

原因は、採点者が理解し易いように書いていないためでした。その修正のために、@ AAS の「論理の構造化」、即ち「結論+理由または方法」という順序で書く事と、A主語を必ず書く事を繰返し練習ました。

欠点3:視点がミクロになりがちである

原因は、各設問がどのレベル(企業戦略レベルなのか、機能戦略レベルなのか等)で問われているのか把握できていなかったためでした。その修正のために、 AAS の「フレームワーク」を覚え、そのフレームに設問をはめ込んで把握できるように練習しました。

■【 2 次試験本番において心掛けた事】

そして本番においては、以下の 3 項目について特に心掛けました。

@ 絶対に合格する

今回が最後の挑戦という決意で試験に臨みました。私のお師匠様である鷺山先生からも、「不合格を考えた瞬間、それが選択肢になってしまうから考えてはダメ!」と常々警告されていたこともあり、合格する事しか考えませんでした。

A 与件から考えられる事しか書かない

「与件に書いてある事や考えられる事しか書かない、例え一般論を問われたとしても」と心に誓いました。それによって、事例企業の実現可能性が高い提案を書くことを心掛けられたと思います。

B 主語と述語の書き方に注意する

主語を必ず設問の言葉で書き、述語については問われた事を踏まえた言葉で書くことを心掛けました。それによって、出題者に問われた事に問われたように書くことを徹底できたと思います。

■ 【最後まで学習(練習)を継続することの重要性】

話が変わりますが、 2 次試験が近づいてきた時期に、新聞で或る記事を読みました。ベースボールのアメリカ大リーグで活躍している井口選手に関する記事でした。プレーオフの試合当日に、練習場にピッチング・マシーンを持ち込んで、相手投手の得意球であるカーブを打つ練習を徹底的に行いました。その結果、試合でカーブを見事に打ってホームランとし、チームを勝利に導いたという内容でした。

井口選手のような一流選手でも本番直前まで必死に練習しているのです。ましてや自分のような受験生が練習しなくてどうする、とモチベーションを上げることができ、最後まで気を抜かずに学習を継続することができました。

■ 【最後に】

私は、 AAS で学習(練習)を継続することの重要性と学習方法を学び、それによって欠点を克服し合格できたと確信しております。 AAS の講座は少人数制ということもありますが、個別対応に近い形で指導を受けられるのが大変魅力です。まさに「熱血指導」という言葉がピッタリな指導です。また、講座においてグループ・ディスカッションを行います。具体的には、 1 事例を解いた後、グループで模範解答づくりをしたり、各自の答案を見て指摘し合ったりします。このグループ・ディスカッションで新たな気づきを得る等、メンバー同士で切磋琢磨することができ、大変効果の高いカリキュラムです。是非多くの方が AAS で学んで、合格への直線コースを駆け抜けられることを願っております。

平成17年度 第2次試験

 
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