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合格体験記>平成17年度 第2次試験合格体験記

「合格までの振り返りと私が合格できたポイント」 中島 秀幸

 

平成 17 年 10 月の 2 次受験後、様々な受験校が出す模範解答と自分の再現答案を見比べて、「これは駄目だ・・・」と思っていました。そんなネガティブな気持ちで平成 17 年 12 月 2 日(金)の合格発表を迎えました。結果は「合格」、自分でも信じられない結果に驚きました。合格後に鷺山先生( AAS 名古屋校代表)に再現答案を送付したところ、「よく書けていた」との言葉をいただき、ところどころ間違いはあったけれど、 AAS の手法を体現できたことで合格できたと思っています。

T.合格までの振り返り

<私の受験結果>

 

1 次試験

2次試験

受験校

平成 16 年度

×

大手校

平成 17 年度

受験せず

大手校・ AAS の合宿等各オプション講座

1.1次試験受験(平成 16 年度:大手校)

毎週日曜日に某大手校の通学講座を平成 15 年 8 月から受講しました。 1 次試験は暗記が重要 と思い、知識の詰め込みの為に毎日参考書を持って通勤。通勤時間等の空き時間も利用しつつ平日 1 〜 2 時間程度、土・日の休日は集中的に 6 〜 8 時間程度勉強し、 1 年後の 8 月の受験にて 合格 しました。

2. 2 次試験受験1回目(平成 16 年度:大手校)

平成 16 年度は 1 次試験に集中しすぎたこともあり、 2 次試験対策をほとんどしていませんでした。本格的に行ったのは 10 月の受験までの 2 ヶ月といったことで、 様々な事例をなるべく多く解くこと に重点を置き取り組みましたが、 不合格 となりました。

(今振り返ると「多くの事例を1回だけ解くこと」は 2 次試験がどういった形式か慣れるだけで体系的な理解ができず、あまり良い勉強法ではなかったと思います)

3. 2 次試験受験 2 回目(平成 17 年度:大手校と AAS オプション講座)

( 1 ) 2 次試験受験校の選択

2次試験不合格後、次回の 2 次受験に向け、それまでにお世話になった先生方や知人がいたこと、 1 次試験用の参考書もいただけるといった特典などの理由から、いままでと同じ受験校にて受講することとしました。

(今振り返ると自分の問題点を把握せずに受験校を決めてしまったことに対して、合格できたので良かったものの、深く反省しています)

( 2 ) AAS 受講へのきっかけ

大手校で隔週の日曜日通学講座に通いましたが、なかなか成績が伸びません。

この「成績が伸びない理由」、これが自分の問題点だったのですが、「各受験校によって模範解答がバラバラだし、解答に何を書いていいのかわからない」というものに起因しているもので、 「なんとなく書く内容は与件からも出せるし、知識からもある程度だせる、しかし、時間内に字数に応じてきれいに書き出すことができない」 といったものです。

そこで以前購入した本「診断助言事例ワークブック@とA」で納得できた「フレームワーク」と「ロジカルシンキング」に重点を置く AAS に顔を出してみようと思い、 5 月の合宿に参加しました。

(今振り返ると、この受講が遠回りのようで、最短で合格する手法を学べるきっかけとなりました。おそらく AAS での受講がなければ今回も不合格だったと思います)

( 3 ) AAS の受講内容

5 月の合宿時に鷺山先生に上記の問題点をぶつけたところ、やはり、合宿での解答もそういった問題点(読み方や書き方、診断士としての考え方に難あり)が散見される内容であるとの指摘をいただきました。

そこで鷺山先生から私へ課題が出されていき、それをこなしていくこととしました。それは下記の@〜Bを FAX でやり取りするものでした。

@春秋の要約・・・日本経済新聞の春秋を 40 字に要約。毎日(私は 30 日間実施)行うことで、春秋の書き手が伝えたかったことを掴む訓練を行いました。これで、 2 次試験の与件の各段落の要約や結論をまとめる力がつき、また、字数制限の中で書くことにも慣れることができました。( 7 月)

A設問分解・・・合宿の教材や過去問の設問を丁寧に読み、分解していきます。このことで、何を問われているのか明確にすることができました。

B13 年〜 16 年までの過去問題の繰り返し・・・文字通り過去問題の繰り返しです。私は 3 周りぐらいだったと思います。試験の傾向とともに体系の把握や「書き方」について習得することができました。

(AとBは同時期: 8 月〜試験日前日まで)

また、 5 月以降も大手校に通学しつつ、試験への取り組み方の軸足を AAS に移して AAS の各オプション合宿に参加していきました。

このような取り組みをしていき、合格といった結果を掴み取ることができたと思います。

U.私が合格できたポイント

ここからはこの試験(特に 2 次試験)に合格できたポイントをお伝えしたいと思います。ただ、主観的なものも含まれているかもしれませんので、納得できたものだけ取り入れてもらえると良いと思います。

(1)設問を重視すること

•  「設問」が与件と同等以上に重要であると思います。 2 次試験はコミュニケーション能力も問われていると思われ、設問が「相手の聞きたいこと」であるからです。設問を雑に把握すると、思い込みや条件を見落として、的をはずした解答を書いてしまいがちです。何を聞いているのかをしっかりと把握することが重要であると思います。この点は AAS での設問分解で身につけました。

(2)相手の問いに「主語」「述語」で答える。

•  答えを記入する時には意識して「主語」と「述語」を記入しました。「なぜか?」の問いには「理由は・・・から」といったように、問われたことに対して「B社は(主語)・・・・とすべきである(述語)」とか「つよみは(主語)・・・である(述語)」の形式で記入します。これは、「出題者の問いにちゃんと答えてますよ」といったことをアピールできるとともに、記入の仕方が固まるので安心に繋がりますので、実践していただくと良いかと思います。

(3)出題された「階層」を間違えない

•  (1)と重なる点がありますが、よく設問を読みこむことでどの「階層」の問いかが把握できるようになります。この「階層」というものは AAS の「フレームワーク」を利用することで理解が進むと思います。「フレームワーク」でどの部分(具体的には環境分析か経営戦略レベルかマーケティング戦略レベルかなどの上下の層)が聞かれているのかを把握すると回答のズレが減少すると思います。

(4)書き方は「結論」をまず書く

•  結論を最初に書くことをお勧めします。そのあとにその理由や方法を記入します。まず最初に相手に結論を伝えることが重要です。

(5)切り口は明確にする

•  切り口にはものすごく気を使いました。「SWOT」の4つや「3C」の3つなどの診断士としての切り口や、外と内、ハードとソフト、前と後、効果と効率などの汎用的に利用できる対称的な切り口を用いることで、客観性や説得力が増すと思います。

(6)マンツーマン指導による訓練

•  このことは AAS しかできないかもしれません。私は鷺山先生に FAX で2・3日に 1 回、やり取りして上記の(1)〜(5)についての指導をいただくことで、自分の考え方・書き方を確立できました。これは大手校ではおそらく難しいことであると思います。少数精鋭をモットーとする AAS だからできることだと思いますが、「家庭教師」状態となります。試験 1 ヶ月前には毎日 FAX し、翌日にはチェックされて帰ってきてましたので、先生は本当に大変だっただろうと思いますが、この FAX での「訓練」が力をつけてくれたものと感謝しています。ちなみにこの FAX の良いところは指摘を受けた所を何度でもやりとりでき、自分が納得できるまでやり直すことができることです。多くの大手校では 1 回解いたら赤ペンで採点され、コメントがついて終わりだと思いますが、 FAX ではこのコメントに対して再提出が何度もできることから、自分の問題点をより深く認識でき、対応できる術を身につけることができたと思います。

以上が合格できたポイントです。このことで「読み方(考え方)」と「書き方」を確立でき、80分の時間内で、ある程度客観性の高い解答を作成できたことに繋がったのだと思います。

あとアドバイスとしては、もし、大手校で成績が伸び悩んでいたり、その大手校では上位でも実際の試験では不合格だったといった方は AAS の手法を一度勉強されることをお勧めします。理由は、私と同じく名古屋校で受講していた方の多くが合格しているからです。多くの方が同様のことを行い合格していますし、自分に合わないと思われたら取り入れなければいいわけですから。

また、「ロジカルシンキング」をもとに書く「書き方」は非常に勉強になりました。論理的思考について学べたことは、診断士としてだけでなく、社会人として重要なスキルだと思いますので、今後の様々なビジネスシーンで利用していきたいと思います。

以上、お役立てたらと思い、余計なことまで記入したかもしれませんが、この長文を読んでいただいた方ありがとうございました。お役に立ちましたら光栄です。

V.最後に

「中小企業診断士」を受験するにあたって最初は気楽な気持ちで取り組み始めましたが、やっぱり国家試験でした。正直、「大変なものに手をだしてしまったかな」と受験途中に気持ちが折れかけた時期もありましたが、今となれば「本当に良かった」と思える挑戦となりました。受験を通して先生や様々な業種にお勤めの方にお会いできたことも今後の財産になるものと思います。本当にいろいろな方に支えられ、合格できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

平成17年度 第2次試験

 
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