鷺山サンタからのメッセージ
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最優秀者の要約結果及び解説・総評- |
こんにちは!AAS名古屋・浜松の鷺山です。楽しいクリスマスをお過ごしでしたか?
いよいよ年の瀬も近づき、来年の合格戦略も立てる時期となりましたね。皆さんもきっとワクワクしておられることでしょう。来年の合格発表を思うと。
さて、今回のテーマは、比較的取り組みやすかったようですね。多くのみなさんが、主張を正しく捉えておられましたが、難しかったのは「まとめ方」でしたね。しっかり説明しようとすると、マス目が足りなくなります。字数内で収めようとすると、ロジックが飛んで見えます。この2点のバランスに苦労されたことと思います。ある程度の具体性を維持しつつ因果を確保する方法は、要約練習を重ねることで、次第に身についてきます。日々之精進!積極的に練習していきましょうね。
では、早速内容を見ていきましょう!
− 最優秀賞 おめでとう!−
kuronekofinkさんの要約はこちら↓
悪役の故上田馬之助氏が福祉活動をしていた様に、
私たちは皆、誰かのサンタになれる。 (40字)
○良かった点
・背景(上田馬之助さんが亡くなったこと)を入れることができました。
筆者は、上田さんを偲ぶ中で、彼が福祉活動を行っていたことを思い出したのですね。
・「悪役」という言葉を使って、反対のニュアンスを持つ福祉活動を強調し、表現することができました。
・「ように」という例えを表す言葉を使って、「皆、誰かのサンタになれる」という主張文をスムーズに
導いています。
△気になる点
・「ように」は例えを示すのであれば、平仮名で書いたほうが良いですね。
「様(さま)」の漢字を使うと、国語的には意味合いが異なってきます。
・「サンタになれる」は比喩なので、できれば具体的に言い替えたいところです。
− 最優秀賞 おめでとう!−
narieさんの要約はこちら↓
ボランティア活動を続けた悪役レスラーのように、
私たちは誰でも誰かのサンタになれる。 (40字)
○良かった点
・「ボランティア活動を続けた」ことと「悪役」であったことを並べて使い、上手く対比を表現しています。
・Y・Hさん同様、「ように」という例えを表す言葉を使って、主張文を導くことができました。
・背景と主張の間のロジックに飛びも見られません。
△気になる点
・「サンタになれる」は比喩なので、できれば具体的に言い替えたいところです。
・背景(話のきっかけ)である、上田さんの逝去についても触れることができれば完璧でした。
<総評>
今回のお二人の勝因は、なんといっても筆者の意図とストーリーの流れを正しく読み取っているところです。
まず筆者は、上田さんが逝去されたことをきっかけに生前を振り返りました。そして、その悪役ぶりとは真逆の隠れた姿を印象深く語っています。プロレスでは悪役に徹し、プライベートでは交通事故に見舞われながら
も、ボランティア活動は続けた彼の精神を称え、「私たちだって」と結んでいます。つまり、私たちだって上田さんのようにありたい、と言っているのですね。
第4段落に、最近のタイガーマスクの福祉活動についても触れていますが、これもまた「私たちだって」を導く例えになっています。第一段落と第四段落の中段までの全てが、「私たちだってできる」という筆者の励ましの言葉に繋がっているわけです。いかがですか?今回のストーリー、皆さんは正しく読めましたか?
次に気になる点ですが、しいて挙げるとすれば「サンタさん」という表現です。本来は、比喩なのでそのまま使うのはNGです。言い替えたいところです。ですが、言い替えるとなると字数調整が難しいですね。このような場合は与件をそのまま引用し、比喩のまま使ってもOKです。
下手に言い替えて意味まで違ってしまうよりも、与件引用という安全策をとったほうがいいですね。
本試験においても、文章表現が難しい時は、与件をそのまま使って愚直に書きましょう。
※参考までに、言い替えた場合を考えてみます。
「サンタになれる」の言い換え例)
・亡くなった悪役レスラーが福祉活動をしていたように、私たちは誰でも誰かの役に立てる。(40字)
いかがでしょうか?
サンタは贈り物をする人ですが、与件のボランティアや福祉活動の表現を見ると、「役に立てる」という言い替えであれば、与件文と大きくズレることはありませんね。ギリギリOKでしょう。
☆その他留意事項
・要約文で2文の構成にするのはNGです。
わかりやすい文は、因果を明確にしたものです。因果を明確にするには、最低でも30字〜40字の
字数が必要になります。これより短文化してしまうと箇条書きになりますから、注意しましょう。
・言い替える場合は、言葉を十分精査して使いましょう。安易に言い替えると、違うニュアンスの文章
になってしまうこともありますよ。
☆最後に−
AAS名古屋・浜松がこの要約練習を開始した背景には、診断士試験においての合否に国語力が大 きく影響していることがあります。
「読む」ことは、出題者意図を把握するためのスタートラインです。ここが狂えば、「考える」「書く」
の全ての流れにおいて、狂いが生じます。「読む」作業を疎かにしていては、いつまでも合格に近づく ことはできません。また、正しく読み、採点者にわかりやすく「書く」ためには、文法をしっかりと守った 文を作成する必要があります。
ちなみに文法とは、文の「法則(論理)」のことです。読みやすくわかりやすい文章を書けるというこ とは、論理的思考を持ち合わせている人である証拠です。中小企業診断士とは、経営理論という論理 的思考で、企業に起こっている問題点を整理整頓し、整理して解決していく人ですね。合格には論理 的思考もそれを支える読解力も必要なのです。是非、日常的な国語練習を行い、論理的思考も身に つけてくださいね。
皆さまの合格を、心よりお祈りしています。 以上
AAS名古屋・浜松代表
中小企業診断士 鷺山はるこ
※今回の特別企画はAAS名古屋が主催しております。要約練習に関するお問合わせは
名古屋事務局まで宜しくお願い致します。
※AAS名古屋・浜松で実施している「要約練習」については、鷺山代表が独自に中小企業
診断士2次試験対策用にカスタマイズしたトレーニング方法であり、添削基準も一般的な
文章要約に関するものと若干異なります。
※要約練習の添削につきましては、名古屋校・浜松校の受講生向けの自宅学習サポートの
一貫としてのみ実施しております。一般の方向けの有料添削は現在受付けておりません。
(AAS京都主催の チャレンジ春秋 は、当校では担当及び入賞者選定に関与しておりませんので、
お問い合わせはAAS京都へお願い致します)