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2009年4月22日

4/22 ご質問への回答

HPクラスのメンバーから
ネットでAAS チャレンジ春秋についてご質問をいただきました。
熱血講師からのアドバイスをアップします。
同じような悩みを抱えている方はぜひご参考ください。

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■質問 fussan21さんより

●春秋のH19年版とH20年版で、同じ要約を求められているが、
解答・解説を読んでいると、全体を通して方針というか採点基準の
ようなものに違いを感じます。試験対策として考えてみると、
いろんな意見を聞けて、我々にとってはプラスと思っています。

H21年始め頃の各人の投稿を思い出しても、H20から始めた人と
H19から始めた人で明らかに違っていたと思います。

H20の第1回目に鷺山先生の解説に以下があります。
 今年の「チャレンジ春秋」は、昨年までの方法と若干異なります。
 本年は国語の基本を練習することに重点を置きます。

→では、昨年まではどうだったのか?
筆者の主張(メッセージ)を重視していたのか?
昨年に比べ、比喩を厳しくし、わかり易さを優先したのか?

●比喩OKというのは、言い過ぎですが
春秋で何回も繰り返し出てきたり、「」付であったり、キーワードと
考えられるような単語は、そのまま使っても問題ないか どうかですかね?

■ご回答(鷺山)

こんにちは、鷺山です。
頑張っていらっしゃいますね。
何事も意識化して取り組むことが効果につながります。
今回のご質問の内容を拝見しても、かなり意識を高く持って
要約練習をされているのがわかりますね。嬉しいです。

■さて、ご質問にお答えします。

 ご質問1:H19年度までとH20年度からは採点基準が違うのではないか?

 ご回答1:採点基準というより、
      H19年までの要約練習と、H20年からのそれは方針が違います。

H20年度の冒頭で、違いを明確にお伝えすべきでしたね。ごめんなさい。

fussan21さんもお気づきのように、
・H19年度まではメッセージの把握や趣旨を把握する力を養っていました。
・H20年度からはメッセージや趣旨だけでなく試験対策のための
 国語力UP効果を狙っています。

もっと簡単に言うと、
H19年度までは、要約力の基礎を学んでいました。
つまり話しの筋がわかるかどうかを学習してもらっていました。
主に読む力の基礎練習ですね。

H20年度からは試験対策として次の点も強化しています。
・考える力
(このチャレンジ春秋でいうと、相手に意味が通じやすいように言い換える力)
・書く力
(読み手にわかりやすいように、ロジカルに表現する力)

方針を変更し強化した理由は、基礎練習の中で読むことに慣れてきた方も多いと判断し、
レベルアップを図りたかったため、そうして診断士試験の採点基準にできるだけ
符合させ、実践的な練習にしたかったため、です。

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 ご質問2:春秋で何回も繰り返し出てきたり、「」付であったり、キーワードと
      考えられるような単語は、比喩だと思っても、
      そのまま使って問題ないか?
 
 ご回答2:基本的にはOKです。

まず、この要約練習の目的を考えてみましょう。

試験で必要とされる「読む」、「書く」という基本的な力を
向上させること。これによって時間短縮や読み書きの精度向上を図ること
を究極の目的にしています。
診断士試験では80分という限られた時間の中で、「考える」時間を
どれほど確保できるか、が勝敗を大きく分けます。
できるだけ多くの時間を確保するためには、その他の力を
できるだけ素早く、正確に行う必要があります。

もちろん合否には、思考力の違いもある程度はありますが、
一般的には、みな1次を合格してきている人なのであまり差がでません。
しかし、読み書きが素早く正しくできる人は、合格率も高いです。
診断士2次試験の80分という時間制限の中で、、
読み書きがスムーズな人は、考える時間をより多く確保できるからです。
出題者意図も読み違えませんし。


---ここでご質問に戻りますが、

以上から、この要約練習は言葉の使い方自体が練習目的ではありませんので、
どうしても比喩しか使えない場合は、どうぞ使ってください。

例えば、どうしても代替えになるような言葉が与件に見当たらない、
自分で言い換えようとしても、どう表現して良いかわからない、時などです。
いくら考えても時間オーバーならやむを得ません。
時間を守ることを優先させた練習としてください。
試験も80分という時間制限があります。締切時間を設定して身体を慣れさせましょう。

また「 」など、カギ括弧の場合は、特別な用語を指す意味になりますので
使ってもあまり違和感はないかもしれませんね。唐突感が無ければ使っても
OKです。

■今後の練習法

合格答案とは、
・いつ、誰が、読んでも、与件文を読んでいない人が読んでも、
 なんとなくストーリーや言いたいことがわかる答えです。
・『設問でこんなことを聞かれたのかなあ・・・』と、解答だけを
 見ても、逆算で設問文が想像できる答えです。

これを書けるようになるための練習ですから、
『ぱっと見て、意味がすぐにわかる文章』をできるだけ目指してくださいね。

方法としてはAAS案や優秀者答案から、比喩の言い換えの仕方など、
その都度学んでいくことが有効です。そうして真似ていくことです。

ちなみにこのチャレンジ春秋は、講師は担当制ですが、
AAS案は田畑、杉本、高橋、鷺山の4名で確認し、作成しています。
合格へのノウハウが実現されている案かどうか、何度も意見を交わしながら
注意を払ってアップしていますので、安心して見習ってください。


■最後に

これまで10年あまりの間、春秋の写経や要約を通じ、
「合格者と国語力の相関関係」を見てきました。

この要約練習が、合格答案作成に活かせる場面は大変多いです。

この10年あまりの経験から感じるのは、

・書いてあることを素早く理解できる人、
・書いてあることを客観的に見れる人、
・因果でロジカルに表現できる人、
・わかりやすくシンプルに表現できる人、
・具体的に表現できる人、
・総体的に述べることができる人、
・時間内におおよそ合った要約文にできる人、
・・・・などなど、
これらの人たちはやはり合格しやすいということです。

もちろん要約練習が合格のコツの全てではありませんが、
私たちが体験した合格のためのノウハウを、できるだけ盛り込んで
皆さんへお伝えしていきたいと思っています。
これからも頑張って継続してくださいね。

以上