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2009年3月23日

3/23 ご質問への回答②

HPクラスのメンバーから
ネットでAAS チャレンジ春秋のご質問をいただきました。
熱血講師からのアドバイスをアップします。
同じような悩みを抱えている方はぜひご参考ください。

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■質問 maruさんより

チャレンジ春秋9回目ですが、今回ばかりは私の解答 「地球温暖化で雛祭りの起源のような新暦と旧暦のズレがなくなる心配がある」のどこが問題なのか、解説を読んでもわかりません。

字面からわかる立冬や立春と違い、雛祭りの場合は起源をたどるとズレがわかるという趣旨の話ですから、私は起源というキーワードを入れる必要があると判断しました。ほかのキーワードはすべて盛り込んであります。問題点をご説明いただけませんでしょうか。また、要約案ですが、たった40字の中で「季節感」という言葉が2回も出てくるのは疑問を感じるのですが。

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■ご回答(高橋)

 maruさんの"今回ばかりは・・・"という表現に相当な???がおありであることが伺えました。maruさんの要約は、"雛祭り""温暖化""新暦と旧暦のズレ"というキーワードが盛り込まれており、素晴らしいと思いました。今回主要キーワードをもれなく盛り込まれた方は少数です。ただ、気になる部分があったのです。それは以下の通りです。

"雛祭りの起源のような新暦と旧暦のズレ"→この部分です。この文は、与件文を出来る限り引用し、洗練された文だと思います。よく推敲されたことが伝わってきます。しかし、この文を初めて読む人の立場になって見てみると、理解しづらいと感じませんか?つまり、読み手は、「雛祭りの起源のような・・・とは一体何?」「雛祭りの起源とはそもそも何なの?」と感じるのではないかということです。maruさんも私も約600字の春秋を前もって読み込んでいます。でしたらこの要約は十分に理解できます。しかし、パッとこの文「雛祭りの起源のような新暦と旧暦のズレ」だけを読んで判断する人(いわば2次試験の採点者)からすると???になってしまう可能性が高いのです。

また、maruさんのご質問の内容に"字面からわかる立冬や立春と違い、雛祭りの場合は起源をたどるとズレがわかるという趣旨の話なので、起源というキーワードを入れる必要があると判断した"とあります。確かに、雛祭りの場合は起源をたどるとズレがわかるという話をしています。しかし、最終的に筆者が述べたいことは「ただ、温暖化が進めば、いずれピッタリの季節感になるかもしれない。そんな心配もする今年の雛祭りだ。(第4段落)」という部分であると考えます。"雛祭りの起源"の話は、「旧暦の雛祭りは起源をたどると青々と草萌える季節に行っていて、現代の雛祭りの季節感とそもそもズレがあるんだよ」と前置きしている存在と捉えました。よって"起源"というキーワードの優先順位は若干低いと考えました。

また、要約案ですが、たった40字の中で「季節感」という言葉が2回も出てくるのは疑問を感じるのですが。
→確かにその通りです。私も"季節感"という言葉を2回使うことを最初ためらいました。しかし、"読み手の立場になって考えると使った方がよい"と判断するに至りました。それは以下の通りです。

【今回のAAS要約案】
本来雛祭りは旧暦で行い現代の季節感とズレるが、温暖化で季節感が合うのも心配だ。

※要約後半部分は「温暖化で季節感が合うのも心配だ。」としています。最初は「温暖化で合うのも心配だ。」にしようと考えました。こんな具合です。
              ↓
【当初の要AAS要約案】                
本来雛祭りは旧暦で行い現代の季節感とズレるはずだが、地球温暖化で合うのも心配だ。

ここで気になったのは、後半部分です。「地球温暖化で合うのも心配だ」の部分。前半部分に"現代の季節感とのズレるはず"と示してあるから、"季節感のズレが合うこと"だと理解してくれるだろう?!と思いました。しかし、文脈を読み取る時というのは、大抵最後の部分にまず着目します。「地球温暖化で合うのも心配だ」の文章だけを見るとやはり「一体何が合うの??」と感じてしまいます。よって、ここでもあえて"季節感が~"と具体化することで読み手にわかりやすくしようと考えました。あくまで見た目より、読み手重視です。以上のことから、"季節感"を前半後半に1つずつ入れました。

私も受験生時代に春秋要約を行っていましたが、maruさんのように、「今回ばかりは自信があったのに~なぜ??」ということが何度かありました。しかし何日か後に改めて俯瞰してみると、要約が近視眼的になっていることに気が付くケースが多かったです。きっとこのサイクルを繰り返していくことで、客観的に要約する力が高まっていくのでしょうね。継続は力なりです。ぜひ合格に向けて頑張ってください!