HPクラスのメンバーから
ネットでAAS チャレンジ春秋のご質問をいただきました。
熱血講師からのアドバイスをアップします。
同じような悩みを抱えている方はぜひご参考ください。
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■質問 YmHiroさんより
1.最初に掴んだ主張に因果が無い春秋の場合には、因果が有る主張に切り替えるのは間違いでしょうか?季節感が合うのも心配だ→なぜ? と原因を抽出しようにも春秋に記載が無い場合には主張を再考する癖が有りますが、良く無いことなのでしょうか?
■ご回答(高橋)
→まず要約の骨子を作る時、因果関係で文章を構成しようと考えることは、決して間違いではありません。なぜなら、目指すべきところは、「春秋全文を読んでいない第3者にもわかりやすく伝えること」であると考えるからです。読み手の立場からすると、「△△だ」という主張文だけですと少なからず一方的に感じます。「○○だから、△△だ」と表現すれば、やはり相手に納得感を与えますよね。また、日頃から因果関係で表現しようと意識するのは、必ず2次試験本番で威力を発揮すると思います。当日になって「因果関係で書こう」と意識しても簡単にできるものではありません。まして、試験本番は極度に緊張している状態ですから。
"主張を再考する癖"は良いことだと思います。客観的に文章を捉える方法の1つでしょう。合わせて2次試験を想定した時間制限への意識を忘れずに練習していくことも重要だと思います。
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■質問 YmHiroさんより
今回のAAS案の場合には「温暖化で」「心配だ」では無く「温暖化で」「合う」と「合うので」「心配だ」の2つの因果が読み取れます。2つ合わせて「温暖化で」「心配だ」はNGと考えます。そうすると「合うので」私は何を(なぜ?)「心配する」のでしょうか?
■ご回答(高橋)
→「記録的な暖冬ではないのだが、温暖化が進めば暦の季節感も変わるのではと心配してしまう。」というYmHiroさんの要約案は、この「(なぜ?)心配する」という部分を文章から推測して上手に表現されており素晴らしいと思います。ただ「温暖化で暦の季節感も変わるのではと心配してしまう」という部分は、もう少し与件の表現を素直に使った方が良いと感じました。つまり「温暖化で季節感が合うことを心配している」で止めておいた方がよいかと。今回のように主張内容がいまいちはっきりしない場合は、あまり深読みせず、"文中に書いてあること"を中心に要約文を組み立てていく方が、リスクが少ないと思います。(今回の題材は判断が難しいのですが・・・。)2次試験の与件もあいまいに書いてある場合がありますね。こんな時は「与件文から推測した因果関係で書いた解答」よりも「与件に書いてあることから言える因果関係で書いた解答」の方が、説得力があります。なぜなら"与件に書いてあるから"とはっきり言えるためです。
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■質問 YmHiroさんより
2.解説の中で「雛祭り」と「温暖化」は繋がらないとの記述がありましたが、これは繋げるためには20文字以上を割いて繋げる必要がありそうなので諦めて「暖冬」と「温暖化」を繋ぐ方が妥当だと感じますが間違ってますでしょうか?なぜ「雛祭り」が必要なのでしょうか?「季節感が合う」ためには必須ですが、合わせなければ「雛祭り」は一例として捉えても良いのでは無いでしょうか?「温暖化で新旧暦の季節感が合う」のは「雛祭り」ですが、「雛祭りの新旧暦の季節感が合う」現象は温暖化の一例との割り切り方もできるのではないかと考えました。チャレンジ春秋では、背景の記載が無理であれば背景は諦めて因果が有る短文を作ることに重きを置いている訓練だと認識していますので、違和感を感じました。
■ご回答(高橋)
→今回「雛祭り」は一例として捉えても妥当だと思います。現に半数以上の方が、キーワードとして入っておりませんでした。ただ、解説にも書かせて頂いた通り、AAS要約案は「雛祭り」をキーワードとして入れています。理由は、この春秋が掲載されている3月3日を踏まえてあえて「雛祭り」を題材に書かれており、また話題の大半が雛祭りについて書かれているためです。第4段落の最後まで雛祭りを語っていることから、筆者は「雛祭りに想いを馳せて」今回の文章を書いたと感じ取れます。よって雛祭りを一切無視すると、筆者の気持ちを全て無視することになるのではないか?と判断しました。
ただ、YmHiroさんが
①「暖冬」と「温暖化」を繋ぐ方が妥当ではないか?
②「雛祭り」は一例として捉えても良いのではないか?
と思われたのは極めて当然なことだと思います。その考え方も十二分に考えられます。(私も当初そのように捉えました・・・)「雛祭り」というキーワードが入っていなければ、絶対にダメ ということではありません。ただ今回は入れた方がベターであると判断しました。
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■質問 YmHiroさんより
3.「心配だ」と断言していますが、「そんな心配もする」を「心配だ」と断言しては意味が変わると思います。「雛祭りだ」とは言ってますが、何度読んでも「心配だ」とは言ってないような気がします、読んだ感じから平易な表現にすれば「そんな心配もしてしまう雛祭りだ」では無いのでしょうか?「そんな心配だ」で意味が変わる場合は、断言するのは宜しくないと感じます。
■ご回答(高橋)
→今回の筆者が主張したい部分は、やはり「そんな心配もする今年の雛祭りだ」(第4段落)の部分ですね。しかしこの文そのままではわかりにくいでしょう。これを主語・述語に並びかえて「(私は)今年の雛祭りで、そんな心配もする」としても大きく意味は変わらないと思います。※今回gtkさんからのご質問への回答の中で「今回のAAS要約案 思考プロセス」をアップしています。ぜひそちらもご参考に。
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■質問 YmHiroさんより
4.「合うのも心配だ。」の「のも」は国語ではどんな意味でしょうか?私の力では「○○○するのも×××するのも心配だ」の「のも」以外に思いつきません。もしそうなら、「○○○」が書けない場合には具体的ではなくなり、使え無いと感じます。
■ご回答(高橋)
→準体言の{の}であると考えます。体言(名詞)に準じる働きをする「の」のことで、「の=こと・もの」などの名詞に置き換えることができる場合の用法です。
(例)雨がやむのを待つ。→雨がやむことを待つ。
(今回のケース)温暖化で季節感が合うのも心配だ→温暖化で季節感が合うことも心配だ。
「も」は強調の意味をもつ助詞であると考えます。
※国語的に分析しましたが、実際にここまで考える必要はないと思います。本番の試験時間の80分間の使い方を考えれば、文法などの細部にこだわるよりも全体の一貫性や設問間の整合性を取っていくことに注力する方がよいでしょう。
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■質問 YmHiroさんより
さらに蛇足ですが私が文字数を数えると(39字)なのですが、(40字)が誤植と考えれば良いでしょうか?
■ご回答(高橋)
→ご指摘の通り、39字です。大変失礼いたしました。
YmHiroさんは、要約プロセスが確立されていて非常に高い要約能力をお持ちだと思います。日頃、メーリングリスト等を通じて、積極的にトレーニングされている成果なのだと思います。「継続は力なり」ですね。ただひとつだけ気になった点があるのですが「チャレンジ春秋」に関して言えば、もう少し大きく捉えて練習していってもよいかと存じます。といいますのは、「チャレンジ春秋」は診断士2次試験に合格するためのトレーニングの1つです。いい要約文を作ることが目的ではありません。あくまで目的は、「診断士2次試験に合格すること」です。2次試験は正解が1つではないでしょう。つまり異なった答え方でも得点できるということです。よって、2次試験では「100点満点を目指すのではなく、まず最低限60点を確保すること」がポイントではないかと思います。ベストの解答作成よりも、ベターな解答作成を目指す方が合理的です。今回の質問からもYmhiroさんが熱心に真剣に学習されていることがひしひしと伝わってきます。ぜひ合格に向けて頑張ってください!
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YmHiro
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高橋先生
お世話になります。
YmHiroです。
大変ご丁寧な回答を頂き感謝して居ります。
この回の春秋は主張を「温暖化で季節感が合うことを心配している」として
なぜ心配しているのか?は記述が無いため、「季節感が合う」をしっかり
キーワードを使って表現することが重要であったと理解致しました。
今回のご指導で、やっと「要約とはなに?」と悩むのでは無く因果を持った
読み易い短文をキーワードを使って表現する訓練だと認識できたように思います。
今後の練習でも、よりキーワードを効果的に取り入れ具体性のある短文作成を
心掛けたいと思います。
実は、鷺山先生の「○○○だけなの?」が頭から離れず、なんでもかんでも
汎化する傾向にありましたが、また1つ納得できました。
ありがとうございました。





