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2009年1月27日

1/27 ご質問への回答

HPクラスのメンバーから
ネットでAAS チャレンジ春秋のご質問をいただきました。
熱血講師からのアドバイスをアップします。
同じような悩みを抱えている方はぜひご参考ください。

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■質問 Tigerさんより

私が春秋で最も難しいと感じるのは、「主張の読み取り」です。
AASが提示されている2次対策用のフレームワークのように、
ブレない回答を作るための軸なり、
考え方なり手順なりがあれば、訓練方法を自分で考えれると
思いますが、春秋だけは正直分かりません。

「勝手に春秋」にも一度だけ投稿しましたが、
ブレ方がひどく、他の方の目障りになるかと思い、
現在は「黙って春秋」しております。

要約力を高めたい気持ちはあるのですが、
どのような訓練をすべきか、方法論を教えて頂きたく
メールさせて頂きました。

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■ご回答(鷺山)
こんにちは。Tigerさん。

ご質問ありがとうございます。要約は本当に難しいですね。
でも大丈夫!愚直に練習していけば必ず上達します。
私は、そういう合格者をこれまで何人も見てきましたのでご安心ください。

さて、読み取り力を語る前に、国語力について考えてみましょう。

■国語力とは何か?

文章の基礎は単文です。「何がどうだ」、「何はなんだ」、「何をどうする」などのように
2つの言葉をつなぎ合わせた、最も短い文が単文ですね。

文章は、この単文を、接続詞でつないだり、修飾語を付けて長くしたり、
時には「て・に・を・は」の付け方を工夫し表現したものです。
その工夫の仕方によって意図を伝えようとするものです。

これらの、接続詞、修飾語、「て・に・を・は」等や言葉の並べ方にはきまりがあります。
ひとつの文章を読んだ時に、多くの人が同じような意味に取れるようきまりをもうけています。
すなわち、日本語のきまりを理解する力=国語力と言ってもいいですね。

これに慣れている人は短時間で文意も取りやすいです。
一方、きまりを忘れてしまっている人は文意を取りづらいのです。
これらのきまりの大半が、小学校で習ったものですが、
『国語力が無い』と嘆く人は、習ったことを忘れているのです。できないのではありません。

大人になる間には、色々な環境、人々、組織等の中で色々な文化に触れますね。
地域によっても言葉の使い方が変わったりもしますね。
一般的な国語を学校で習っても、多くの人はその後の環境で違う国語に
慣らされてしまいます。講座で小学校の国語の問題にトライしてもらうと
大半の受講生の方が苦戦しています。まして中学受験のための長文問題など、
ちょっと高度になるとびっくりするほど読めません。これが現実です。

■読み取り力を高める方法

読み取り力が不安な方には、一般的な国語を思い出す練習が効果的です。
これまでの先輩たちが試し、効果のあった策をいくつかご紹介します。
急がば回れのようですが、試験には間に合いますからお試しくださいね。

①春秋の本文を写経する
良い文章まず知ることが大切です。30分くらいかけて、筆者の書いた本文を
ゆっくり写経しましょう。接続詞や修飾語の使い方、「て・に・を・は」の
使い方など『ふんふん、こうやって書くとわかりやすい文章になるのか。』などと
研究しながら丁寧に見ていきましょう。
試験問題だって写経し、合格した先輩もあるくらいです。写経は効果的です。

②ビジネス書ばかり読まない
ビジネス書は、箇条書きや図式など、読み手に楽に理解できるような
工夫がなされています。しかしビジネス書ばかり読んでいると読む力は退化します。
よって行間を読む必要があるような文芸書もたまには読みましょう。
恋愛小説でもなんでもいいです。
『読んで何かを感じられる』読書を行いましょう。

③さっと読み練習をやる
春秋を活用した方法です。はじめに、春秋の全文をさっと一度だけ読みます。
そうして瞬発的に、筆者が言いたかったことを考えてみましょう。
できるだけ感覚的に行ってください。
その後、解答例の主張部分を見て比較しましょう。
両者を比較して、大よそ的があっていればOKです。
あまり細かいことにこだわってはいけません。
もし的外れだったら、本文をじっくり読み返し、解答例や優秀答案と
自分の案との差異がどこにあるか検討しましょう。

④小中学校の国語の問題集をやる
これまでの合格者の数人がやっていた方法です。
最初に申し上げたとおり、国語力がないのではなく忘れているだけですので
思い出すための方法です。小中学校と馬鹿にすることなかれ!
講座でもたまにやりますが、皆ぜーんぜんできません。

■春秋の要約方法(一例を示しておきます)

1.はじめにマクロから見る
①全体をさっと読み、筆者の言いたいことにあたりをつける
 (感覚を大切に)
②具体的には何の話しなのか「背景」をみつける
 
2.次にミクロから見る
①各段落をそれぞれ1文くらいでまとめ、ストーリーにしてみる
 (状況説明や前フリ、比喩を使った筆者のお遊びなど、
  各段落には色々なタイプがあります。たいして重要でないと思う段落は
  ばっさり切り捨ててみてすっきりさせてください。)
②同じ言葉がいくつも使われていたら、強調したい言葉なので記しを付けておく
 (同じ言葉は要約にも使う可能性大)

3.最後にもう一度マクロから見直す
①主張+背景で仮に文章を作ってみる
②本文のストーリーの流れをもう一度見る
③①で作った仮の文章との整合性を見る
④比喩はないか、具体性はあるか、飛躍はないかなどに注意しながら字数を合わせる

■最後に
Tigerさんからの質問文を見る限り、国語力が無いようには見えません。
文章構成もしっかりしていますし、言いたいことも明確です。
ロジックも合っており、むしろ国語力はお持ちのようです。
そして国語力、特に読解力になによりも必要な「感受性」もお持ちだとお見受けします。

よって、主張を読み違えるのには別の理由があるのではないでしょうか。

○主張を読み違える方にありがちな例としては、次のようなものがあります。
・知っている言葉が出ると、思考が引っ張られてあらぬ方向へ向かう
・ミクロから、一段ずつ読み込んでいき、まとめていこうとする。
 はじめに全体のさっと読みをしないため、読んでいる途中から
 何が大切かわからなくなる。
・全体をバランスよく、一律に丁寧に読みすぎる。
 強弱をつけたり、割り切った読み方ができない。
・春秋の要約方法に一定の形式があると勘違いし、
 形式を探すことに懸命になり、国語の基本を忘れている。

春秋だろうが試験問題だろうが、小中学校の長文問題だろうが、
芥川賞作家の作品だろうが、同じ国語でできた文章です。
それぞれに読解の方法があるわけではありませんね。
国語のきまりに従って読むだけです。きまりを思い出すための春秋要約練習ですね。
思い出すために、これからもどんどん投稿してくださいね。
長文になってしまいましたので、今日はこのへんで。
ご不明の点があればいつでもお知らせください。

以上

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Tiger
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鷺山先生、AAS事務局様、

お世話になっております。Tigerです。
早速のご回答、ありがとうございました。
チャレンジ春秋の主張の読み取りを正しく行うための
具体的な訓練方法がよく分かりました。

鷺山先生のアドバイス中、
「大人になる間には、色々な環境、人々、
組織等の中で色々な文化に触れますね。
地域によっても言葉の使い方が変わったりもしますね。
一般的な国語を学校で習っても、多くの人は
その後の環境で違う国語に慣らされてしまいます。」

とありましたが、この言葉が私には一番しっくりきました。
同時に、今の自分の状態と、目指すべき姿が見えたような気がします。

ご提示頂いた訓練方法を活用し、要約力を高めていきます。

貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
Tiger


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鷺山
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Tigerさん

ご丁寧にありがとうございます。鷺山です。

「急がば回れ」ではありますが、
いずれも試験までに間に合う策ばかりです。
先輩たちの実績付き!

是非お試しくださいね。

それでは、合格を目指して!